紋服着て正座して「母上、今年も
御機嫌麗しゅう存じ上げ奉り候」
などとはやらないが、親にはきち
んと畏まって新年の挨拶はする。
親族一同高齢の為、年々集まらな
くなって来たが、それも時代の流
れだ。
かつては毎年親族30名程が本家に
集まり、新年を祝った。家は旅館
のようになっていた。女性陣が
大活躍なのが旧来の姿だった。
毎年、家では膳を以っての大宴
会だ。江戸時代の祝言の席みた
いなやつ。
また、バブルの頃には、観光バス
を仕立てて親族集団で新年旅行
に行ったり、スキー旅行に行っ
たり、クルージング旅を楽しん
りしていた。
観光ホテルで叔父と撞くビリヤード
(四ツ球)などは、静かで優雅な時
間が流れ、至高であった。
昨今のささやかな正月は、それは
それで慎み深くてなかなか良いと
も感じる。


巨大イチゴがうまかった。


元旦は、まるで安息日のように
何もしない。
日本の風習では元日は風呂には
入らないとはいうが、おら、風呂
さ毎日入るだよ。
正月一日だろうと。