



ドラマ『プロハンター』には
よくバイクが出てくる。
草刈正雄も藤竜也も乗ってい
る。
草刈正雄の愛車は50の原付だ。
ヘルメットは被っていないが、
1981年時点で違反ではない。
こちらは違反。カワサキFX400
だからだ。


オートバイのヘルメット義務
化の歴史変遷は以下だ。
・1965年 高速道路での着用努力義務化
(罰則なし)
・1972年 規制速度40km/h以上の道路で
義務化(罰則なし)
・1975年 政令指定道路にて50cc超の二
輪でヘルメット着用義務化
(罰則あり)
・1978年 すべての道路で50cc超の二輪
がヘルメット着用義務化(罰
則あり)
・1986年 50cc以下も含めるすべての二輪
がすべての道路でヘルメット着
用義務化(罰則あり)
75年、78年規制を把握してお
らず、1986年まで一般道路で
も40km/h速度規制以下の道路
では自動二輪もヘルメットを
着用しなくてもよかったと勘
違いしているケースがたまに
あるが、このドラマの1981年
時はすべての50ccを超える二
輪はすべての道路でヘルメット
着用が義務化されていた。
なので、1979年『探偵物語』
の松田優作や1981年『プロ
ハンター』の草刈正雄、その
後の『あぶない刑事』等で舘
ひろしたちが公道をノーヘル
で自動二輪を走らせるシーン
は、現実社会では道交法違反
となる。
もう一つ、『プロハンター』
でよく出てくるアイテムは
ナイフだ。
やたら出てくる。




これらは固定ブレードとロック
機構付の折り畳み6センチ以上
なので携帯は銃刀法違反となる。
これは1981年当時でも。
ノーヘルも6センチ以上の「正
当な理由」なきナイフ携帯も
法律違反だ。
ただ、自動二輪のノーヘルは
マル走以外はいなかったが、
ナイフは多くの人間が携帯し
ていたことは事実だ。特にミニ
ナイフなどは広く持たれてい
たし、果物ナイフなどは病院
の見舞いでは持って行って、
女性がリンゴや梨を入院患者
に剥いてあげていたりしてい
たことはよく見られた風景だ
った。
ドラマ『プロハンター』では、
危機脱出の道具としてナイフ
が使われる一方、殺人や戦闘
の武器としても使われている。
現実では、「凶器」としてナ
イフが使われることは少なか
った。大抵は包丁。
『プロハンター』で戦闘でナ
イフがよく出てくるのは、
「ナイフ遣い」としてのフジ
タツのキャラクターのためだ
ろう。
現実的には、今もそうだが、
凶器として使用される刃物は
圧倒的に包丁が多い。