研師の先生ね、この洋式ナイフにはヌグイ
差してない?もしかして。

ただ、ハイス鋼に拭いが差し込めるのか
どうかは不明だが、明らかに光の反射が
異なる現象が現れている。
しかも、日本刀のように刃部も一定の幅
で、まるで直刃の焼刃があるように刃艶砥
をかけているようにも見える。
このナイフは高速度鋼なので、背中のほう
まですべて同じ硬度のいわば「刃」だ。
なので、あくまで技法としての意味しか
ないのだが、どうやらこのブレードは何
だかいろんなことやってそうだよ。
仕掛けというか、仕込みがあちこちに見ら
れる。気のせいではないような・・・。

でも、やっぱ、なんかやってるな。
それはこのナイフブレードに明らかに
現れているもの。現実に。

なんだか、「それは何だ」とこのナイフ
を多角的に見て行こうとするだけでワク
ワクしてくるよ(笑)。
ファクトリーナイフではなかなか味わえ
ないカスタムナイフの醍醐味だよなあ。
しかも、日本刀の研磨師の製作したナイフ
だ。
いろんな隠し味、隠し技が潜んでいるよう
で、それを見つけだすのは、こりゃめちゃ
くちゃ楽しいや。
小さなナイフの中にある宝探しみたいだ。
すでに他の部分でも「仕掛け」を発見し
た。
同モデルを持っている剣友と電話でこの
ナイフについてのマニアックな会話をし
たが、互いに気付いた点もあって、思わ
ず、笑い合った。健康な笑いだ。

この研師の先生は自作ナイフをコンドル
と呼んでいるらしい。
私が友人に「ハンドルエンドがトリさん
みたいなんだよね」と言ったら、「作者
の先生はコンドルと言ってます。コンド
ルの顔だって」との事。
なーるへそ(古)。
コンドルのクチバシによく似てる。




他にも多分一杯隠し玉があると思うよ。
ナイフ一本でたっぷり楽しめる。
こりゃハッピーだよ。
吉祥なる刃物。
いいわあ。