三徳が登場してから文化
包丁という呼称はいつし
か消えて行った。

これこそが文化包丁その
もの。実物本体。
小5の時の横浜の小学校の
家庭科調理
実習で愛用し
た包丁だ。
もう50年前になりますよ(笑)。
普通に今でも使ってます。
小学校の時のキャンプにも
これを持って行ってた。
私が通った学校だけなのか
どうかは知らないが、うち
の学校は、調理実習では包
丁は生徒が持って来ていま
した。
各人か班かは忘れたが、や
ためったら実習室は包丁が
並べられたので、班以上の
単位で持参していたのでは
なかろうか。
当時のキャンプは、今最近
人気が再燃している三角テ
ントが主流だった。てか、
それしか無かった。しかも、
化学繊維は超高価だったの
で、帆布だよ、コットン。
今も陸自が使っているよう
な。重いのなんのって。い
や、まじで重かったのです。
ありゃ担ぐだけでくたびれ
た。
 
自分のだと判るように名前
を柄に彫刻刀で彫り込んで
ある。これも50年前の小4の
終わり頃にやった。5年次か
ら実習あるので。


ブレードがこれでもかも
という程に薄いので硬物
は切れないが、今でも良
く切れます。
調理実習室でのクラスの
リンゴの皮むき勝負とか
では力を発揮してくれた
んだな(笑)。
どれだれ長く皮が繋がっ
て続くかの勝負ね。


 
刃物は大切にすれば長く
もちます。
刃物、どうか大事にして
ください。
刃物の価値は値段ではあ
りません。
だって、私の一番古い刀
なんて、500年以上前に

作られた物だよ(笑
使う物ではないけれど
さ。
こちらはかなり値も張
るが、それゆえ使わな
いのではない。欠点無
比で、
審査に出せば重
要刀剣まで行くような

出来の刀剣書に載るよ
うな健全な古刀だから
だ。
(刀剣審査は重要刀剣に
行くまで審査料合計で
約70万円程かか
ります)
その古三原は完全な鑑賞刀。
だが、実用で使っている戦
国時代の長船の戦場刀
でさ
え、時代の長きは450年
程前の作に
なる。
残っていることがすばらし
い。
 
たった文化包丁1本でも、
ほんの肥後守1丁でも、大
切にして長く一緒にいてあ
げてほしい。
刃物の価値とは、「人と共
に存在し続け、人に潤いを
もたらすもの」ではないか
なあと私は思っています。