昨夜、『続・三丁目の夕日』
を観た。
このシリーズは、作り込み
が結構好きである。
そして、シリーズの中では、
この二作目が好きだ。

夕日町の場所は、私は愛宕町
か田村町(現西新橋)かと思っ
ていた。
だが、この画像のシーンで、
それは違うと気づいた。
この夕日は太陽が左からあた
っている。
つまり左が西だ。タワーを北
に見ている。
となると、慶應大のあたりか
らタワーを見ている事になる。
ということは、三田界隈がモ
デルの地区だったのか。
架空の町だが、都電が走って
いる大通りで、タワーをこの
アングルで見る場所となると、
位置的には三田になる。

だが、それも違うかなとも思
った。
現実社会での私の印象のあの
通りは、通りの先の真正面に
タワーがドンと見える唯一の
道路だからだ。


しかし、よくよくアングルを
考えると、これも間違いだ。
映画でのアングルで実際に三
田からタワーを見るとドンピ
シャなのである。


こちら映画。

実はこのCGのタワーはおかし
いように見える。
映画内でアップで使われた展
望室の下階の構造とは違う姿
なのだ。
詳細はリアルな上の画像と比
較されたし。
アップシーンではリアルなCG
が合成されていた。この遠望
シーンは、描写が甘い。まる
で『K-20 怪人20面相・伝』
に出てくるタワーのようだ。
まあ、映画の製作者は同じだ
が。

CGとはいえ、若干撮影位置は
リアルアングルとは合わない
が、方角的には、三田でほぼ
合致する。
映画に出てくる夕日町は、現
在の三田界隈がモデルイメー
ジだろう。実際には愛宕とさ
れているようだが、実質的に
は愛宕や田村町ではないと思
える。

映画では、大通りに出て左側
にタワーが見えるので、この
主人公たちが住む町は、この
3Dマップでいうと、春日旅館
から通りを挟んだ向こう側、
大通りの西側のオレンジ線の
一角のあたり、ということに
なる。


私が四輪車の免許を取ったの
は三田教習所だった。
最都心部の自動車教習所で、
芸能人の受講生も多かった。
俺の時なんて明菜が通ってた
から大変ものものしい日もあ
ったりした。
その教習所も無くなってしま
った。
昭和の三田の最後の雰囲気を
残す場所だったのだが。

映画の中で、古い祠のある林
が出てくる。
子どもたちがセミ捕りをして
遊ぶ場所だ。
周囲は空き地だったのに、ビ
ルヂング建設が進んでいた場
所だ。
子どもたちが通う小学校が新
橋の桜田小学校に似ていたの
で、私は愛宕界隈かと思って
いたのだが、タワーより南側
となると、位置的には映像か
らすると三田しかなくなる。
映画に出てくる野良犬のタロ
がいた祠辺りはどこだかは私
は現時点では分からない。主
人公の少年たち(小学校4年
生)は、私よりも歳が11歳上
の人たちを描いている。彼ら
が遊んだタワー近辺の土地に
はまだ小さな小森のような場
所が昭和34年にはあったのだ
ろう。
ただ、三田界隈は、真っ平ら
な場所と少し起伏のある場所
が混在している。
慶應の三田キャンパスの前の
90度コーナーなどは、タワー
方面から進んで来ると、結構
下っていて、慶應の前は坂の
途中にあるような印象になる。
そこは左コーナーに向けてフ
ルブレーキングでペタンと寝
かせる。
歩道は確か時差式なのでペタ
寝かしでコーナーを抜けられ
る。
これは明学付近の急坂のコー
クスクリューのようなジャン
プしながらのコーナーとは少
し違うが、攻めポイントでも
あった。
プレスの連中とかはベタ寝か
しで走り抜ける場所だった(笑
良い子は真似しないように。
まあ、真似しないから良い子
なのだろうけど。

映画の場所は、表通りは直線
で、原田左之助が中間で支え
ていた藩の下屋敷跡辺りは完
全に平な土地だ。
しかし、それは見た目。
三田からタワーに向かうと、
だんだん丘を登る。小山ほど
の高台の丘の頂点に東京タワ
ーはある。
そして、タワー下の東側には
緩い高速S字があり、さらに
その先には難所として徳川菩
提寺の増上寺側に向かう真右
直角下りブラインドコーナー
がある。
かなり下りのきついコーナー
だ。ここは北上方向のきつい
下り側では攻めてはいけない。
コーナーの先に交差点信号が
あり、そこに突っ込むことに
なるからだ。コーナーに突っ
込んだら信号待ち渋滞に激突!
となりかねない。
この通称タワー下コーナーは、
逆方向の虎ノ門方向から三田
に向かう登りルートで膝をす
るほどに攻めるのである。こ
こでは、我々だけでなくスポ
ット的によくバトルが繰り広
げられていた。
私のRZをアウトからNSR-SP
で差した友人弁護士(三丁目の
夕日の子と同じ齢)はハイサイ
ドでマシンが真横を向いたが、
マモラのように立て直したり
していた(笑)。
私が大学生の時には年の離れ
た友人であり、後年私が彼の
事務所に就職して上司となっ
たのであるが、その走りの相
方の彼はちょうど『ALWAYS
三丁目の夕日』の子どもたち
と同じ学年だったのである。

このタワー下コーナーは、虎
ノ門から三田方面に向かうラ
インがとても心地よく、タワ
ー下コーナーの先のS字切り
返しも、軽く流すだけでも
かなり気持ちが良い。
安全運転でぜひどうぞ。


東京都内という所は、かなり
起伏があるので、埼玉県内を
走るより景色の体感に彩りが
あるのが楽しい。
真っ平らの道というのはね、
あんまし面白くないよ。
だから、走るのなら、神奈川
県や東京がいい。埼玉群馬は
真っ平らだから(笑
そして、埼玉は、真っ平らな
土地の中にある雑木林を何故
か「山」と呼ぶ。あれは何だ?(笑
それと、関東人が中四国に行
くとまず驚くのが地形の違い
で、中四国では平な場所にま
るで古墳のよう低い小山ポコ
ンポコンとあちこちにある。
ニョキッとまるで地面を空か
らそこだけ引っ張り上げたよ
うな景色がそこら中にあるの
だ。
これは関東平野では全く存在
しない風景なので、とても奇
異に見えるのだ。ボタ山みた
いなのがあちこちにある、と
いった感じ。
それと、中四国は、運転のマ
ナーが関東と比べると考えら
れない程悪い(笑

同じ日本でも、所変われば
なんとやら。
映画『三丁目の夕日』は、と
てもよく東京と東京人がリア
ルに描かれている。
あれが、東京人そのものだ。
あの映画で描かれているのは
絵空事ではなく、人となりま
で超リアルである。あれ、
マジもんの東京。
全方位的に東京(笑
智恵子は東京には本当の空が
無いと言ったが、ホントの空
があの映画には描かれている。
私が生まれた頃、都内はあの
ように縦横無尽に路面電車の
都電が走っていた。
そして、そこは暖かい人情味
に溢れた紛れもない東京だっ
たのである。