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読書、音楽、山、 ついでに歯科医師

読んだ本、聴いた音楽、最近はサボっていますが山行きの感想。及び、私の歯科医院での出来事、歯科に関する話題等々の事柄について記します。

「ギリギリ」「ギシギシ」、夜の静寂を破って隣室から聞こえて来る異様な音。
多くの方達がご家庭で、あるいは職場の旅行などで経験されたことがあるでしょう。
ハギシリは音が周囲に迷惑なだけではありません。ハギシリをたてているご本人の歯に破壊的な影響もあります。
すなわち歯がすり減る(写真参照)、歯周病の原因になる。さらには顎関節症の原因になることもあります。

ハギシリをそのままにしておくと周囲への迷惑は別にしても、どのような弊害が出てくるのか?
思いついただけでも、
①歯がけずれて、歯の中にある歯髄が露出し、やがては歯の周りの歯周組織にも破壊的な影響を及ぼす。
②歯にかぶせてあるセトモノや金属の冠、インプラントなどをすり減らしたり破壊する。
③顎関節症になったり、頭痛、肩こりなどの原因になる。
④睡眠を妨げる。
などが挙げられます。

上記のように歯に破壊的な影響を与える可能性のあるハギシリを完全におさえる治療方法は、現在のところ未だ開発されていませんが、対症療法としてはスプリントというマウスピース状の器具を就寝時にお口に装着することによって、歯と歯の周囲を守り、その弊害を大きく減らすことが出来ます(写真参照)。
この器具は、全国ほとんどの歯科医院で保険診療で作ることが出来ます。3割負担の保険で約5,000円くらいの費用です。
もしも、心当たりのある御方は歯科医院で相談されることをおすすめいたします。

 ハギシリで歯の表面がけずれています

 スプリントです

スプリントをお口の中に装着したトコロです

この記事は平成25年4月1日の「朝日新聞デジタル・・・サイエンス」の記事を参考にしたものです。

遺伝子治療とは遺伝子の欠陥による病気の治療のため、体外から正常な遺伝子をおぎなう治療法である。正常な遺伝子を欠陥のある遺伝子まで運ぶためには、ベクターと呼ばれる無害化したウィルスなどに遺伝子の運び屋になってもらう必要がある。

しかしながら、この運び屋ベクター自体が目的の細胞の遺伝子に組み込まれてしまった場合にはガン誘発などの重大な副作用を引き起こす可能性があるため、遺伝子治療の開発普及は遅々として進まなかった。
しかしながら、昨年(平成24年)11月になってオランダのバイオテクノロジー会社であるユニキュア社製のグリベラという薬がEU(欧州連合)によって承認され、遺伝子治療の展開がいっきに進む可能性が出てきた。

日本遺伝子治療学会理事長の金田安史大阪大学教授によると、グリベラなどの新しいベクターの開発による安全性の向上で遺伝子治療は新しい段階に入り、より確実性の高い治療法になりつつあるという。また、アメリカ遺伝子細胞治療学会によると世界で67種類の遺伝子治療医薬品が臨床試験の最終段階にあるそうである。

国立精神・医療研究センターの武田伸一遺伝子疾患治療研究部長も「決定的な治療方法が無かった難病の治療も、すぐそこまで来ている。」と話している。


朝日新聞デジタルの元記事です。無料会員登録で全体を読むことが出来ます。




興味深いインド国鉄の内部資料をCNNが暴露しました。

インド国鉄の列車内で出される食べ物は、衛生・健康面での配慮を無視した不潔な環境で調理、保存されたものであるとのインド国鉄の内部資料をCNNが伝えました。

それによると、車内で提供される食品が「悪臭ただよう水浸しの不潔な食堂車で調理されている」との指摘があり、人気スナックのサモサが「,汚れたカゴの中に掃除用のモップと一緒に置かれていた」例も指摘されています。

より具体的には、シュラムジージ急行列車の食堂車では「客車の洗車に使われた水が調理にも使われ」、別の急行では「サモサが掃除用モップと一緒に汚れたカゴに置かれていた」とあります。
また、「客車にはゴキブリははびこっている」という指摘もあったそうです。

リポートは今年の2月に行なわれたインド国鉄の車両査察で指摘されたものであると報じられています。

写真はインド国鉄の超豪華なマハラジャ・エクスプレス(左)と、鈴なりの人を乗せて走る列車(右)。ちなみに、インドの鉄道事故での年間死亡者数は、毎年1万人以上だそうです。

  この混雑は特別です 

このカテゴリーへの投稿は初めてです。
こちらでは私が聴いたCD、You Tubeなどのネット経由の動画、最近はご無沙汰勝ちですがライブ、リサイタルなどで感じたこと、思ったことを私に出来る範囲で書いていくつもりです。

今回はロシア生まれでイスラエルのヴァイオリニストであるシュロモ ミンツ演奏のブラームスのVnソナタのCDについてです(このCDにはヴィオラ ソナタの演奏も入っているのですが、そちらはまた後日ということにさせて頂きます)。

このCDを聴いて先ず一番に感じたことはヴァイオリンの音の例えようのない美しさです。実はシュロモ ミンツの実演を数年前にパガニーニのカプリースで聴いたことがあるのですが、その折に感じた印象と全く同じです。

そして、ブラームスのVnソナタ特有の心地よい歌が陶然と流れていく。とりわけ1番の「雨の歌」です。2番もブラームス自身の歌曲からのメロディーの引用がありますが、こちらも同様です。

ブラームスといえばヒゲの気難しそうな写真が思い浮かびますが、それとは対照的な聴く者を幸福感で満たす作品であり演奏であると思います。
気難しそうでしょう(笑) 
 気難しそうでしょう(笑)
旧聞ではありますが、3月24日発行の週間「サンデー毎日」に以下のような内容の記事が掲載されました。

記事名が「『インプラント治療』深刻事故も」「安心できる『良い歯医者』の見分け方」で、

その主旨は、「歯科医院におけるインプラント手術で医療事故が頻発しており、患者の死亡事故で手術を行なった歯科医師が刑事裁判で有罪になった事例もある(東京都中央区の歯科診療所の例)。
歯科医師がインプラントの手術を行なうためには、歯科医師免許以外の特別な資格が必要な訳ではなく、ただ歯科医療の様々な分野の中では自費診療で高額な料金のインプラント治療に飛びついただけの未熟な歯科医師も少なくない。
従って、インプラント手術を受ける歯科医院の選択は十分慎重に行なう必要がある。」というものでした。

それに対する同誌4月14日号掲載の歯科医師の方の投稿です・・・私の知人かも?
「インプラント手術を受けるにあたっての歯科医院の選択以前の問題として、『その患者さんが本当にインプラント手術を受ける必要があるのか否か』を確認する必要がある。つまり、一般的な治療を受ければ歯を抜かずに治療することが十分に可能であるにもかかわらず、ソロバン勘定で歯を抜いて保険外診療で高額なインプラント治療をすすめることが広く行なわれている。
従って、インプラント手術を歯科医院ですすめられたら、必ず歯学部付属の大学病院等でセカンド・オピニオンを求める必要がある。」というものです。


私の意見としては、セカンド・オピニオンを病院等で求められるのは結構だが、例外的な場合を除いて、各歯科医師には得意分野があるので、その結果として各々の視点には偏りがある。
従って、面倒ではあるが何人もの歯科医師に相談する必要があるというものです。