多くの方達がご家庭で、あるいは職場の旅行などで経験されたことがあるでしょう。
ハギシリは音が周囲に迷惑なだけではありません。ハギシリをたてているご本人の歯に破壊的な影響もあります。
すなわち歯がすり減る(写真参照)、歯周病の原因になる。さらには顎関節症の原因になることもあります。
ハギシリをそのままにしておくと周囲への迷惑は別にしても、どのような弊害が出てくるのか?
思いついただけでも、
①歯がけずれて、歯の中にある歯髄が露出し、やがては歯の周りの歯周組織にも破壊的な影響を及ぼす。
②歯にかぶせてあるセトモノや金属の冠、インプラントなどをすり減らしたり破壊する。
③顎関節症になったり、頭痛、肩こりなどの原因になる。
④睡眠を妨げる。
などが挙げられます。
上記のように歯に破壊的な影響を与える可能性のあるハギシリを完全におさえる治療方法は、現在のところ未だ開発されていませんが、対症療法としてはスプリントというマウスピース状の器具を就寝時にお口に装着することによって、歯と歯の周囲を守り、その弊害を大きく減らすことが出来ます(写真参照)。
この器具は、全国ほとんどの歯科医院で保険診療で作ることが出来ます。3割負担の保険で約5,000円くらいの費用です。
もしも、心当たりのある御方は歯科医院で相談されることをおすすめいたします。
ハギシリで歯の表面がけずれています
スプリントです
スプリントをお口の中に装着したトコロです

