読書、音楽、山、 ついでに歯科医師

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読んだ本、聴いた音楽、最近はサボっていますが山行きの感想。及び、私の歯科医院での出来事、歯科に関する話題等々の事柄について記します。

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昨今の日韓関係に触発されて2年ぶりに呼んでみました。日本、清国(中国)、韓国の関係史です。

ヨーロッパ流の国際法の概念には存在しない「属国自主」と言う概念・・・韓国は国の属国ではあるが、内政、外交ともに清国に支配されるものではないという関係・・・が清国と韓国の間には存在した。

ところが、明治維新以降に日本が台頭してくると、清国は自らの安全保障上の理由からそれを看過できなくなり、袁世凱をトップにした軍隊を韓国に送り込み、韓国の内政に干渉して日本の影響力が韓国に及ぶのを排除しようとした。

これに対して韓国側では当然ながら清国に対する反発が強くなり、自国だけではどうしようもないので、日本の力を韓国に引き込んで清国に対抗しようとする勢力が台頭。

日清戦争で清国の影響力が韓国から排除されると、今度は勝ち残りの日本を排除する為にロシアの力を頼ろうとした。
そうなると、地球規模でロシアと対立していた当時の世界最強国の英国が日本と結びついてロシアも韓国から排除され、ついに韓国は日本に併合されてしまう羽目になったというものです。

 

5月11日の地震関連記事の流れです。
一昨年に読んだ本を上記記事に関連して再読してみました。

平成6年に出されていた「大地動乱の時代・・・地震学者は警告する」(岩波新書)です。
さらに、一昨年の地震について触れられた石橋教授のサイトです。


サイト)規定の方法で上手くリンクが出来ませんでした。興味のある方はURLのコピぺでお願いいたします。
2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html


著者の石橋教授は元建設省、通産省技官で神戸大学理学部名誉教授の方です。

「大地動乱の時代-地震学者は警告する」

 要旨は以下のようなものです。

第二次大戦後の日本経済の高度成長期は幸運なことに地震活動が静穏な時期にピタリと一致していた。

しかし、それ故にその間に発展を遂げた大都市圏、とりわけ東京圏の一極集中に伴う発展は、巨大地震に対する脆弱性を極限にまで高めた状態でなされる結果となった。
しかしながら、大地の平穏な時代は終わりに近づいており・・・この本の出版は神戸の地震より前の平成6年です・・・、これからは日本列島は大地震の活動期に入る。

今から10~20年の間に、大地の運動の自然な成り行きの結果として、東海から東京圏を大地震が相次いで襲う可能性が高い。

更に、原子力発電所についての当局の地震対策には致命的な欠陥があり、巨大地震による地震動、津波に対する一般的な対策についても同様である等々です。

さらに、石橋教授のお考えになる対策のアウトライン等が書かれています。

興味のある方は是非とも目を通されるようにおすすめします。



昨年11月に購入。つい先日やっと読み終えました。

日本経済史については中村隆英氏が書かれた本等をかなり読んでいるのですが、江戸時代から明治維新までの経済史についての知識を得ようと思って読んでみました。

著者は慶応大学経済学部の教授で,この本は同学部の講義録をボリュームアップしたものとか。

財政収支と国際収支を軸にしながら進めるマクロ的な叙述には圧倒される思いで、とりわけ明治維新と第二次世界大戦前後の部分は読み応えがありました。

しかしながら、豊富な資料と精緻な分析を軸として進める本書の叙述は本気で経済史を勉強しようと考えるものでない限りは、ついていくのがかなりしんどいと思います。

正直、少し持て余してしまいました。


岩波書店発行 \3,990です
日本経済史(杉山伸也著)

近所の書店で地震予知をとり上げた雑誌を立ち読みし、当該雑誌に掲載されている研究者名からネットで検索したところ、興味深い記事があったので紹介させていただきます。
記事の主人公は村井俊冶元東大教授で測量学を専攻、加えて1960年のローマ・オリンピックにボート競技で出場されたというスゴイ御方です。

ネットの記事の主旨は以下のようなものです。

わが国では官民あげて地震予知の研究の為に長年にわたって莫大な予算を費やしてきたが、残念ながら確たる成果は挙がっていない。

ところが、村井元教授等は米国が打ち上げた人工衛星であるGPS衛星からの信号を地上の複数の受信機器で受信し、その受信機器間の精密な位置関係を測定することによって地震予知を行なう方法を開発され、「地震科学探査機構(JESEA)」という会社を創設された。

すなわち、大きな地震が起こる前触れとして、日本中に張り巡らされた受信機器(電子基準点という)間の距離の変化が生じる。従って、その変化の観測を行なうことによって、大きな地震の前触れとして起こる地殻のひずみを知ることが出来るので、それを地震予知に応用することが可能であるというものである。

ただし、起こると予想される地震の時期や場所などの誤差、受信機器(電子基準点)の設置されている環境などが地震予知のブレにつながるなどの問題点の他に、村井元教授等の地震予知法は地震学の権威からは一部の方達を除いて受け入れられているとは言えないようである。

地震科学探査機構(JESEA)のホームページへのリンク
村井氏の動画による説明があります。
既にご存知の方もおられるでしょうが、トイレ情報本「ピンチ!マップ東京」(マイナビ刊、税込み1,000円)が4月に発売され、様々なメディア等で取り上げられています。
東京都内23区の700の駅の「トイレ情報」などをまとめた本です。

週間「サンデー毎日5/12~5/19」によると、担当編集者である市村功一氏の通勤電車内での猛烈な腹痛体験から出た「また電車に乗っていてお腹が痛くなったらどうしよう」との不安から考えつかれた企画とのことで、700ヶ所の各駅のトイレの数、改札の中か外か、和式か様式か、車椅子利用者が利用できる多機能トイレがあるか否かなどの情報が掲載されています。

私自身も大腸の調子がもうひとつで、外出中にトイレの心配をしなければならないことが時々あります。
生活リズムによるストレスが原因だと言われているのですが、私がしばしば徘徊に出かける大阪、神戸などの情報を含んだ阪神版を是非とも発売していただきたいと思います。


 
「ピンチ!マップ東京」
マイナビ刊 税込み1,000円