最近ライブ配信するようになって思うのですが・・
上手いですね!
っていわれるんですよ。
勿論僕のこと知らない人からしたら単にギターが上手い人なのかもしれませんが、恐ろしい事です(笑)
昔ならヤングギターに掲載されたら大抵の人には知られる事になっていたんですがね😎👍
ってか逆に下手だと僕は生きていけません。
しかし下手か上手いかって感覚(意識)の差は人それぞれにものすごい差があるのではないかと思うようになりました。
最近特に
難しい曲が弾けているとプロ
みたいな感覚をお持ちの方が多いようですが・・
プロとして一番大事な事として僕が常日頃から気を付けている事は。
常にハイレベルで最大限のパフォーマンスを見せる(聴かせる)事だと思っています。
なので、一番大事なのは無理(無茶)はしない事なのです。
自分が出来る範囲内で(若干の余裕がある程度)ハイクオリティな演奏をする事、勿論見せる要素も含めてです。それを対価を支払ってでも必要とする人がいればその時点でプロになります。
何より音が良くなければいけませんが、これは人の好みにもよりますし、確実に多くの人が良いと思う音を出すのは必須です。
後、ネットであらゆるミュージシャンがプロアマ問わず沢山出現してからは、多種多様なジャンルが出来る人が凄いとなりがちですが、やはり一つの事に突出したものがある人の方が非常にアドヴァンテージがあると思います。
プロミュージシャンはもちろん自分自身が上手いなどと思ってはいないと思いますが(常に向上心が無い人は確実に消えます)、ある程度の技術がバランスよく仕上がっているのは最低限のレベルの話なので(それが無くてプロをやっていたらおそらく不安になって懸命に努力していると思います)、そういったレベルの話はおいといて、いかに与えられた曲、もしくは僕のように自分で作り上げた曲にどれだけの魂を吹き込む事が出来るか?といったメンタリティの部分で考える事が多いと思います。
自分の技術が上がれば上がるほど他人のプレイの粗も良く見えるものですが、一番僕が見ているのはそこからどのようにリカヴァリーするかとか心が折れずにキープしつづけるのか?はたまたさらにそこから暴走して素晴らしいプレイに繋げるのか?などそういった部分での見方(聴き方)になります。
ちょっとかじって分かってきた素人ほど他人の粗さがしをしては鬼の首を取ったかのような態度を取りますが、だから素人なのです。
人間誰しも絶対にミスはしますから、そこからのメンタルコントロールによるリカヴァリーの仕方に注目しています。
ただ、そもそもそのレベルに達しているか(聴くに値するか)はまず「音」に思い(魂)がこもっていないレベルのモノに関しては話にならないので、あまりそういった聴き方はしていません。
技術は勿論大事なんですが、これまた技術が高いからそういった感情や魂がこもるのか?というのも違うんですよね。
僕が演奏している様な速く弾いたりするには何より根本に技術が必要ですが、一発入魂のトーンにはそういった細かい技術よりも思い切りの良さや心の迷いが無い事が一番重要な要素になります。
ギタリストには僕のようなリードギターで歌も唄ったりインストも弾いたりという超メインアクトだけでなく、バンドのギタリストだったりアーティストサポートだったり、はたまたレコーディング専門だったり様々ありますが、考えは皆同じだと思います。
安定感というのはやはり経験がものをいう部分もありますが、何より抑々そういった平常心でいながらもやるべき時にしっかりできるといったメリハリが利くという性格なんかも大事なのかもしれません。
何より大切なのは演奏時におけるメンタルコントロールですから、あらゆるトラブルに即座に対応するには極力冷静でいなければなりません。
しかしながら冷静な姿で静かにパフォーマンスしている場合ではないのでそのバランスがとても難しいのです。
勿論理屈なんていらないぜ!カッコ良ければいいんだ!!
っていうのは間違いないのですが、それだけだと若い時はイケイケでいいかもしれませんが、一生音楽で生きていくのであればしっかり考えて頂きたいですね(笑)
今しかないぜ!っていってても結構まだ先がある可能性は否定できませんから(笑)
とにかく演者も聴き手も自分の能力があがればあがるほど、実は思った以上に大きな差があったりするものですから、あらゆる物事をしっかり「俯瞰」して捉えられるよう常に意識を高く持つことだと思います。