3年前のこの頃、既に僕は人生で初めてインフルエンザという病名を言われた貴重な体験をしました。

 

前年の2016年の暮れから急激に悪化し喉の激痛により唾すら飲み込むことが恐怖で夜も眠れず、気を失って結果的に眠りにつくような日々が続きました。

 

そこから気管支炎を併発し止まらない咳を続けていたら肋骨にひびがはいりこのレコーディングの最終スパートの頃は気力で作業を続けました。

 

さすがにこの時「もう死んでしまうのではないか」と思う程だったので今までため込んでいた「ポップチューン」と「バラード」を止む無く曲数の足しとして挿入することになった「破滅への序曲」

 

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満足の出来かといわれると少し不満も残ったものの、この時出来るだけの事をした達成感はありました。

 

作曲からレコーディングミックスまでをほぼ一か月でやり切ったことがさらなる自信となり、お陰様でこの時この世を去ることなく現在もなんとか生存している訳ですが(笑)、やはり「明日死んでも悔いはない」と人間は中々思えないモノです。

 

特に普段特になんも考えず気楽に生きている人ほど問題が起きた時動揺は隠せないでしょう・・「もっと頑張っていればよかった」とか「あの時ああすればよかった」という事を考える人は少なくないと思います。

 

僕は出来る限りその様な事がないよう自分の心に正直に生きるようにしていますが、そうなると何故か世間とは少しずつ価値観などの相違が生まれ同調できなくなると非常に生きづらい世の中になります。

 

でもやっぱりその方がきっといつ何時何が起きても悔いを残すことは限りなく少ないように思うのです。

 

悔いが残らない人生など絶対にありえないでしょうが、最小限に抑えるために正直に生きる事は誰でもできる事です。

 

ただ相当勇気は必要でしょうがね。

 

その為僕は僕の音楽をサポートし続けてくれている皆さんに力を借りて活動を続けていこうという決心をし、クラウドファンディングも始めました。

 

しかし音楽は平和で豊かな心があってこそ成り立つものですから今このご時世においては少し控えめにしつつ、それでも僕の楽曲を楽しむ事によって少しでも前向きになれる人たちの為にしっかりと制作作業を続けようと思っています。

 

音楽家は魂削って曲を書いてナンボですからね。