良く「半音下げにすると何かメリットがあるのですか?」と聴かれることがありますが、僕が半音下げにしている理由はただ一つ。

 

自分の好きなアーティストが殆ど半音下げなので結果そうなってしまった・・というだけです(笑)

 

弾きやすくなるとか若干ヘヴィなトーンになるなど色々ありますが、結局は自分がコピーしたい人たちが殆どは音下げだったというだけです。

 

イングヴェイはオーケストラとやる時でも半音下げでやってました・・なので「変ホ短調」というキーになり非常に面倒なモノになったと思います。イングヴェイ自身は何の問題もないでしょうが、特に絶対音感を持っていたりするプレイヤーたちには運指がやっかいになりパフォーマンスに集中するのが難しかったのではないかと思うのです。

 

僕はクラシックは当然キー通りにやりますので半音下げません。というか結局イングヴェイもかなり緊張していたのか正直な所一回だけのコンサートで終わってしまったのはロックバンドとのアンサンブルとは違って相当シビアだったからなんだろうなと思います。

 

まぁギタリストは基本フレット楽器なのでロジカルにプレイ出来るので調弦は自由ですがやはりキーが変わると曲が変わってしまうというイメージが僕はあるので極力その作られたキーのままやりたいです(OPUSシリーズは半音上げますがね)。

僕はさらにそこから唯一誤魔化せる打楽器と金管楽器をも排除した「室内弦楽」でコンサートを行うのですが、一番聴かせたかった「オーヴァードライブしたエレキギターの丸裸の音」を始めて体感してもらえるチャンスなのでピッキングのノイズやフィンガリングの繊細なタッチを含めたトーンを楽しんで頂けるようさらに技術に磨きをかけたいと思います。

【Electric Classic Guitar with Chamber Orchestra】
https://www.facebook.com/events/481316115845659/

50歳の節目に何とか間に合った室内楽との共演。

 

九州からスタートさせて全国へ向けた活動につなげたいと思っておりますので、何卒宜しくお願い致します。

 

僕が理想としているトーンとは違う方向へ進化しているエレクトリックギターのサウンドに迎合する事無く僕自身はやはり自信が追求してきたエレクトリックギターをハイゲインの倍音豊かなトーンで徹底的なノイズコントロールを身に着けて来たからこそ可能な弦楽のみとのアンサンブルをお楽しみ頂ければと思います。

 

この試みは本当に35年のギター人生を賭けた挑戦ですが、まだ未知の事ばかりなのでこれからクオリティを高めて世界を目指していきたいと考えておりますので是非ともお見逃しなく👍