今回のクラウドファンディングを始めたきっかけなども鑑みて、やっぱりそろそろ僕が何故これだけ自分のやりたい事だけを貫き通して世間に迎合せずマイペースで人生を歩むようになったのか?という事をお伝えしていこうかと考えています。

 

とても大切にしていた人の死から兄の急逝、そして父の死も勿論大きいのですが、実は僕はもっと前の段階で今の自分になってしまった事が中学生の時に起こりました。

僕はサラリーマンの家庭に育って小さい頃引っ越しが多かった為所謂予防接種というものをあまり受けておらず、はしかやおたふくかぜだけでなく百日咳という息が出来ないほど咳が出る病気なども5歳になるまでに一通り通ってきましたが、中学2年生の時原因不明の風邪のようなものにかかってほどなくして全身に発疹が出来、さらに手のひらから指先の先端まで水疱のようなものが手にびっしり出来、顔以外の首からしたのほぼ全域にその2種類の症状がいきわたってきた所で病院に行きました。

 

すると「マイコプラズマ感染症」という診断を受け即入院し、2週間ベッドで過ごしたのです。

 

しかし全く一向に回復せず基本ステロイドを塗ってかゆみ止めの薬を飲み、生理食塩水の点滴を打ち続けました。毎朝値を取っては写真を撮られ、サンプルとして腰辺りの皮膚をかなり深く採取されるなどされたものの結局全く症状が変わらないので、2週間たったところで自宅療養となりました。

 

特に僕はいわゆる肺炎の症状はほとんどなかったのですが全身くまなく(顔以外)あらゆるタイプの発疹が出来、このまま死ぬのか?と思う程かゆく体中から汁が出て親兄弟も皆心配して僕の看病をしてくれましたが、結局理由は分からないのですが自宅で大人しくしていたらだんだんと水疱は無くなっていき、発疹だけが残るぐらいになって、ようやく発疹も殆どなくなったのです。結局一か月ぐらいかかったのかあまり記憶にはありません。

 

そこから学校に復帰したのですが、結局まだ色素沈着がのこっており夏だったので半そでだから腕にはかなり発疹の後のブツブツが目立ち恥ずかしくて仕方なかったのですが、まぁ学校に行かないわけにはいかないので頑張って行ってました。

 

友達はもちろん気を使ってくれましたが、丁度その頃「エイズ」という病気が話題になりつつあったのが非常にタイミングが悪く、僕はエイズだという心ない(まぁ子供なんで仕方ないんですが)哀れだし僕から離れていく人間が少しずつ増えていきました。

 

それでも僕は我慢していましたが、体育で二人一組になる時も誰も僕の相手はいなかったし確か体育会とかのダンスなどでも女子が僕と手をつなぐのを嫌がったりととてつもなく辛い日々を過ごしました。本当に居やがっていた女子の顔は今でも覚えていますからね(笑)

 

そもそも僕は小学生の時からずっと面白くて頭が良くて絵が上手くてまぁまぁカッコいい?という事でクラスの女子の殆どからバレンタインを貰ったこともありましたが、中学2年生の時この病気になって初めて「人というもの」を思い知ったのです。

 

先月まで仲良くしてくれていた人たちが少し僕の身体が変化しただけで気持ち悪いと離れていき、エイズだといってバカにする・・「これが人間だ」と諦めました。

 

そして翌年ギターを始めてまた人気者として復活するのですが、その時改めて「人間ってやっぱりこんなものだよな」と思ったのです。

当たり前ですが誰もが自分の都合のいいように解釈し都合のいいように行動する、それが当たり前だしそれを非難することは出来ない。そう思うようになりました。

 

其れからの人生ももちろん色々とありましたが、中学2年の時に受けたような仕打ちを考えればまったく辛い事でもないと諦めもつきました。

ただ、一番残念だったのは1998年のCDを出した時、大人の都合で僕の作品を敢えて否定ていきな意見をしそのイメージを刷り込まれた事によってメディアのコントロールをされてしまったが故にこうして普通に評価されるようになるまで20年かかりました。

 

でも僕は別に其れでも良いんです、結局誰もが自分の利害で行動しているから僕がたまたまその人にとって害を及ぼすと感じたのだろうと思っています。

 

僕自身誰かに僕のやっている事を否定されても何にも気にならないんです、僕は僕の為にやっている事であり、それに共感してくれる人がいるなら感謝をし、批判してくるならそれ相応に対処する。というし極冷静な対応をしてきただけなんです。

 

あの病気を乗り越えたことで人というものは誰もが自分勝手に都合よく人を判断し勝手にその人となりを作り上げてしまうものだと思っています。勿論だからこそ僕は人だけでなく何事も多角的に判断しその人をあらゆる面から分析して勝手に決めつけないように気を付けていますし、その方が自分自身学習できるし人生に役立つことも多々あります。

 

とにかくどんな凄い人でも結局ミュージックビジネスの世界はその人自身の実力だけで名声を得る事は不可能に近いと思います。名声を得るには確実なプロパガンダと情報のコントロールが絶対に必要になります。

実力で売れるのではなく「売れている」という事実を作り上げる事が一番大切なんです。

 

僕にはもちろんそんな財力もコネもないですが実力と音楽のセンスには自信があったのでここまであきらめずに続けてこられたしフォロワーが沢山いるのもそれが物語っていると思います。

 

ただ今回はそんな僕でもマークとの活動には少し今までより大きな可能性を感じています。

とにかく約50年間冷静に、ある意味冷めて生きてきた僕ですがいよいよ本格的に本気を出して反撃をする時が来たと考えています。

 

というような感じで本当の意味での僕の新し音楽人生の次のステージを始めたいと思いますので皆さんのお力も借りつつ人生初のブレイクを目指しますので何卒宜しくお願い致します。

 

【ケリーサイモンクラウドファンディング】

長年夢見た「世界標準のクオリティ」が遂にマークボールズとのコラボによって実現する!!