よく「やる」か「やらないか」という言葉がある。

 

まぁそんなのは当たり前の事なんだけど、なかなか人によっては勇気を出せないでいるようだ。

 

僕は勇気の塊というか当たって砕けろのタイプだから砕けても「死にゃ~しない」と思っているので、さほど問題を感じない。

 

勿論死んだら終わりだがそれを自分で決める事はないだろう。

 

世の中にはやるやらないというよりも「自由でいたい人」と「束縛されたい人」が居るのが分かってきた。

 

所謂僕の仕事は自分が止まったらもうそれこそ命がないというか生きていく事は出来ない。

 

全ての仕事を自分でゲットして可能な限り自分に合ったものを全力で取り組んできた。決して死ぬほど忙しいわけでもないがやはりクリエイティヴな仕事は「無」から「有」を生むことになる。

 

それこそ音楽は何かに似ているだのあーだこーだ言われる時代なので極力神経をすり減らして自分らしさをどれだけカテゴリーの中で創造できるかにかかっている・・いわゆるプロアマ論もそうだけどプロの中でも人の模倣を究極まで追求してそれをビジネスにしている人たちもいるわけだからそういう人をプロじゃないなどというのはお門違いだと思う・・僕は曲がりなりにも自分の名前で作品を生み出しているのでそっくりそのままやったら当たり前だけど仕事は来ない、アルバムの契約だってないだろう・・それは誰が決めるかといえば自分ではなくどこまでいっても他人、即ちリスナーが存在して認知されて初めてレコード会社がその業績を認めて契約を求めてくるのだ。

 

話を戻すが、プロかアマかの論議も結局どっちかしかないからもめるのだ・・本来はもっと細分化されているはずなのに議題に上げる人の都合によってそのようになってしまう・・何て愚かなんだろう人間というものは(笑)。だから僕はそうなった時その議題にのらないようにしている、そういう簡単に決められる話ではないからだ。

 

仕事に関して僕のような職業が「自由でいたい人」だとするともう一つの「束縛されたい人」はどのようなものかというと一般的にはサラリーマンという事になるけどサラリーマンでも自由な人はいるしすべてとは限らない。ただやはり会社に与えられた仕事をこなすという意味では僕にはそれを一生やり遂げる自信はないので、どれだけつらくても無から有を生む仕事を選んでいる。

 

好きだからではない、束縛されたくないからだ。

 

その辺りを勘違いしている人が多いように思う・・どれだけ自由があっても絶対に束縛から逃れない人も沢山いる、僕の関わっている音楽業界だって誰もが自由ではなくどこにでも大人の事情というものがある。僕は極力それを避けるためにも人に迷惑をかけないよう距離を置いて立ち回ってきた。

 

今回自分で楽器を作ってそれを展示会に出展するという事は日本では中々ないことだろう・・でも僕は中々ないからやらないのではない。別に僕がやりたいからやるのである。

 

その時点ですでに自由人なので理解して貰えるだろう・・でも自分なりには人との繋がりが一番大切だと思っているので義理や人情はとても大切にしてきました。だから音楽は好きだけどミュージックビジネス向きではないと自分でも良く分かっている(笑)

 

それでも挑戦したいのは年齢的なものもあるけど、やっぱり自分らしさを追求するときにもう一刻の猶予もないという事をひしひしと感じている。最近立て続けに起こる自然の災害に関しても誰もが口をそろえて「何十年も生きて来たけど初めての経験だ」という・・でも我々は地球という惑星にただ間借りしているだけのちっぽけな存在にも拘らずより良い暮らしを目指し続けている・・日本なんてもう十分より良すぎるぐらいのくらしなのにさらに「楽」をしようとするのはそりゃちょっと地球も違うんじゃないの?と意地悪をされても仕方ないのかなと感じる事が多い。

 

僕の兄は25年前に26歳でこの世を去った、その時は全く死について理解できなかったけど、5年前80歳で父が亡くなった。父は体のどこにも異常がないまま78歳まで生きて来たのに急に現れたスキルス性の胃がんに負けたのだ・・まぁ負けたといったらちょっと父がかわいそうだけど78歳で胃を全摘出してさらに抗がん剤を投与して今まで信じられないぐらいおじいちゃんに見えなかった父がただのおじいちゃんになったときは衝撃だった・・70歳過ぎても下り階段を飛ばして降りていた(笑)父が負けたのだ。

僕にとって後にも先にもリアルなヒーローは父しかいない。

 

裕福な家庭で生まれたものの戦争に巻き込まれて疎開し、子宮がんになり医者に見放された彼の母(おばあちゃん)の面倒を見続ける幼少時代を過ごし、芋だけを食べてろうそくの明かりで広辞苑を全て暗記するという勉強をしていた父は結局学歴は中学校卒業だが、高知の田舎の生命保険の小さな支社から最後は全国7万人を束ねる労働組合の書記長のポストで仕事を終えたのだ。どう考えても僕なんかよりはるかに超絶なのだ(笑)

 

父は何でもできたのだがいわゆる器用貧乏というやつで最終的にはサラリーマンでそれなりに充実した人生を送ったと思う。彼は自由よりも束縛されることを覚悟して家族を待ってくれたのだと今は強く感じる。なんせ僕は無責任な独身貴族ですからね・・でも最後もう少し楽しみたかっただろうなと思うと残念でならないのだが、まぁ兄も父も目の前にいないだけできっと僕の活動を見続けていると思っているので気は抜けないのだ。

という訳で結局そんな中「お母さんを悲しませるようなことだけはするな」などと遺言に残されたものだから僕のヒーローからのメッセージを裏切るわけにはいかず、未だなお頑張って活動しております。

 

そんな母も76歳ですが毎回大阪の実家から東京に一人でやってきて僕のライブを楽しんでいます。

ファンの中には僕よりも直接連絡を取り合う中の人まで現れてびっくりですが(笑)まぁ彼女も特別な能力を持っていると思うほど人に対しての愛情が豊かなのできっと皆癒されたいのでしょう・・

 

そこにも自由で居たい僕よりも母に頼りたい人がいるならそれは構わないと思います。

 

まぁ僕はこれからも自由にやりますが、また別の何もしない人が居ても何の問題もないと思います。

 

究極の事を言えば世界は1つにはなれず2つが如何にうまくバランスをとって共存できるかが大切なんだろうと感じざるを得ない今日この頃でした。

 

という訳で皆さん是非僕の母同様、ライブにお越し頂き自由にギターを弾きまくる僕を応援してくださいね👍

Tokyo Kinema Club the 15th
『Voyage of Time』 
出演:Kelly SIMONZ’s BLIND FAITH、Fury Of Fear (O.A.)
日程:2018年10月8日(月祝)
会場:東京キネマ倶楽部
住所:〒110-0003 東京都台東区根岸1丁目1-14 (TEL 03-3874-7988)
開場:17:00/開演:18:00
チケット料金:前売/4,500円 当日/5,000円(別途Drink 500円)
チケット e+イープラス
詳細・お問い合わせ:東京キネマ倶楽部
TEL:03-3874-7988

■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002266082P0030001

MEPHISTOPHELES
NEW ALBUM リリースツアー 2018
「Hide and seek」
2018/10/12 (Fri) 名古屋 ell.SIZE
OPEN 18:30/START 19:00
前売4500円/当日5000円
[出演]
MEPHISTOPHELES
Kelly SIMONZ's BLIND FAITH

★入場順
イープラス→バンド予約(両バンド予約平行)→当日券

★チケット
・イープラス 2018/08/07(火) 12:00より
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002267521P0030001

2018/10/13 (Sat) 心斎橋 Bigtwin Diner SHOVEL
OPEN 18:30/START 19:00
前売4500円/当日5000円
[出演]
MEPHISTOPHELES
Kelly SIMONZ's BLIND FAITH

★入場順
イープラス→バンド予約(両バンド予約平行)→当日券

★チケット
・イープラス 8/7(火) 2018/08/07(火) 12:00より
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002266785P0030001