おはようございます

昨日のバンドセミナーは8割がた「ドラム&ベース」について語りました。

言うまでもありませんが、バンドという形態である以上最も重要な事だからです。逆に言えばバンドじゃなければ必要ないというか歌もギターもキーボードも別になくても演奏は出来るからです。

でもドラムとベースがあるのとないのとでは生み出せるエネルギーが全く違うという話をさせて頂きました。

あとはとにかく「当たり前のことをちゃんとする」という事、映像がメインの時代になってドラムとベースもどうしても派手なテクニックを見せたいのは分りますが、バンドアンサンブルにおいてはそういった技術はほぼ必要ないとも僕は思っているので「普通にビートを刻む」という事がどれだけ難しいかを沢山のライブステージやレコーディングを経験して思い知って頂きたいのです。

そして何より最も大事なのは「チューニング」だという結論で終わらせて頂きました。楽器の音程という意味ではなく全てにおいての調和という意味です。それぞれ単体でしっかり合わせていても部屋の環境や空気湿度などあらゆる事で調和のバランスをとるという耳と感覚を養ってもらいたいのです。

バンドマジックとして単体のプレイヤーはさほど技量がなくても全体で合わせるととてもいい感じに聴こえるバンドがいるのはそういった部分を熟知しているか無意識に理解しているのだと僕は思います。

というわけで普通にビートを刻みながら超絶なテクニックが要求される僕の楽曲ですがヤマダ兄弟もコンビを組んで一年が経ちかなりいい感じに成長してきていると思います。

スタジオでの演奏はまさにそれぞれの楽器の生の音を聴いてもらえるので緊張感はありますがお客さんも満足してくれました