MIで教えていた時、マルチアーティストとして「Individual Artist Program」という授業を持っていたことがあります。

INDIVIDUAL(個人)とは?
●音楽に興味を持つ
●歌を歌うor楽器に触れる
●職業にする事を意識する

という原点から自分は以下の2つに分かれると教えていました。

◆Artist(芸術家)
収入を顧ず自らの理想とする

形を求め追求する。

◆Professional(専門家)
音楽で安定収入を目的とし尚
且つ許容範囲で好きな音楽を
クリエイトする。

この2つは同じようで全く違うものです、なのでダイナミックに割り切る決意が必要だと教えています。まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」の諺通りになってしまいます。

もちろん、いずれにせよ全ては自分の可能性をどう信じて活かせるかにかかっているという考えが重要です。

●人間は無意識に限界を考えて先を決める生きものである、故に常に限界(理想)を高く設定する。

●自分の理想を第三者に伝える事で自分に目標の責任をかせる。

●あらゆる方向から自分の「可能性」を考える、選択肢は多い方がベター。

●ポジティヴな行動と言動がチャンスを引き寄せるカギ。

●知識は何一つ無駄にはならない、近道ばかり考えようとせず敢えて遠回りするぐらいの気持ちで。

●明確な「近い将来」とある程度考えられた「遠い未来」の目標を自分自身に認識させる。

●何事もとことんまで自ら拘り抜く事、他人の意見は最終的な判断基準である。

●本当に好きなことであれば決して後悔はしないはず、何事も責任は自分で取る決意で。

●どんな環境においても芸術の為の「心のゆとり」は必ず持ち続ける事。

●何があっても継続し、信念を貫く気持ちを失わない事。

自分以外の「何か」を恐れたり、異常に気にしたりする行動は明らかに自分を見失っている事によって起きる。それは誰しも起こりうる可能性があるが故に人に伝える事によって自分自身に言い聞かせるもできる。

人に物事を教えるという事は技術を教えるというのではなく「動機」から「衝動」に駆られている状態の人間をいかに「行動」に移させて「継続」させるかという事だと思っています。

後はとにかく実直に正面から向き合う事ぐらいですね。