というわけで、質問を幾つか頂いたのでここで補足説明をさせて頂きますね☆

まず共通している質問がありまして・・

「譜面と動画のポジションが違うのではないか?」

というものです・・

応えはもちろんYes!!(キッパリ)でゴザイマス(汗)

譜面はもちろん自分で書き下ろしたものですが・・

何故なんだ!?

と思われる方もいらっしゃると思います。

これはおそらく自分以外のプロフェッショナルな方々なら当然あると思うんですが、メロディを弾く際にかならずしも1つのポジションで演奏する感覚がないというか、常に幾つかのポジションでプレイする感覚がオレにはあります。

正直今さら「上手く弾く」とかいうレベルでプレイしているはずもなく、いかにして「ニュアンスを出すか」という事を前提に楽曲のイメージを明確にしながらプレイしているので、当然その時々でポジションが変わってしまう事が多々あります・・要するにデモンストレータとしては失格なわけですが(苦笑)

だから譜面もこの動画もどちらが正しいわけではなく、どちらでも自分の弾きやすい方、もしくは個性が出しやすい方を選んでいただきたいのです。こういった場合譜面は当然最初につくるのでいわゆる「最初」の段階で、この動画を撮ったときにはすでに自分の中でこの曲は「進化」してしまっているのです。

仮に全く同じポジションで弾いても全く同じ音は出ないかもしれません・・逆に全く別のポジションで弾いてもしっかり「耳」で捉えていれば、驚くほど似ているかもしれません。

動画は参考にするには便利なツールですが、こういった本来「音」ありきである「音楽的要素」がかなり阻害される原因になるのです・・

その辺りはやはり「音楽」をやっているので、是非ともCDを聴いて譜面をみてまずはしっかりコピーをしてから、動画を見てもらいそこでオレが違ったポジションで弾いていたら、Ver.2という事でさらにコピーしていただければ幸いです。

実際タブ譜にすると細かいニュアンスが全く伝えられないのが現実です。だからタブ譜どおりにひてニュアンスが出ない場合は自分なりのセンスでなんとかしなければいけないと思います。でもそこに努力があるからこそ自分らしくなっていくわけです。


正直言いまして、オレはコピーに譜面を全く使わないのであまり理解し切れていないかもしれませんが、出来るだけ耳を鍛えていただきたいと思います。録音して記録する技術がなかった時代ならともかく、今はいくらでも聴きたい時に聴けるわけですから、もっと体に馴染むぐらい聴きこんで、1つ1つのフレーズの細かいニュアンスまで口ずさめるようになれば絶対に弾けると思いますよ。

逆にいえばそのぐらいの気持ちで取り組まないと、ずっと上澄みだけを拾っているだけなので本当のトーンというのはなかなか出せないと思います。

ギターを教えるときに良いなと思うフレーズがあれば、ギターで弾けるあらゆるポジションで同じフレーズを弾く事を教えています。常にその可能性を追求していれば必ず自分らしいトーンが出せるようになりますので☆

というわけで、ご理解いただき是非とも頑張って頂きたいものです☆