さて・・お待たせしました?

Naoko's Rising Force

の登場です(笑)

あんまり今まで彼女の詳細をお伝えしてきませんでしたが実は彼女・・

このライブが殆ど始めてのライブ

に近い状態なのです。

いわゆる本格的にバンドでやるのはおそらく初めてでしょう・・

と言う事はですね・・

楽屋における劣悪な環境w



多数のバンドが出演するが故の待ち時間の長さ

などなど全く知る由もなかったようです。

たしかに一般的にバンドの演奏を見るのはステージでの華やかな姿のみですからね・・

まさかここまで劣悪とは思ってなかったでしょう(笑)

オレもタバコを吸わないので、毎回楽屋では頭痛と戦ってますから(苦笑)

だから一言言いました。

「これがイヤなら自分で沢山客を呼んでワンマンライブをやるしかない」

と・・

それがどれだけ果てしなく遠いかという事も理解したと思います。

おそらく今まで彼女はギターさえ上手くなれば憧れのあんな人やこんな人のようになれると思っていたのかもしれません・・

オレももちろん中学生の時はそうでした、でも高校に入ってからライブ活動を始めたので色んな意味で免疫がついたのです。

そして若くて上手く弾くと苛められる事もありましたからね(笑)・・ホント小さい世界です。

すべての事が初体験で出番前からもう硬直しっぱなしでした(苦笑)

というわけで言うまでもないですが・・


結果はおそらく半分の実力も出せなかったでしょう。

それがライブというものです。

だから普段から100%以上を目指して練習するのです。

ライブの曲数や時間を考えて最低限その3倍ぐらいは練習しておかなければいけません。

一日何時間やるのではなくて集中してやる事が大切なのです。

ダラダラ一日弾くよりも1時間のライブを想定して2時間ノンストップでやる方が絶対に効果があります。

一曲弾けるようになるまでの段階とライブで本領を発揮するまでの段階では何倍も労力が違うのです。

いろんな意味で勉強になったと思います。

常に放心状態でしたが(苦笑)

卒業するまえに教える事ができてホント良かったと思ってます。

彼女が突然オーディエンスを睨んでギターを見ずに弾きまくる姿などもちろん想像してませんでしたから・・

今出来る限りの事はやってくれたと思ってます。

彼女にはオレ以外にも大村孝佳先生他沢山の素晴らしいギタリストが関わっているのです。

そして最後に面倒見るのはやはり私という事で責任は果たせたと思います。

全く表情も変えずあまり他の人とも交流しない彼女が同級生や卒業生のオーディエンスに暖かく迎え入れられている事に何よりオレは感動しました。

本当にお客さんとして応援してくれている教え子達も誇りに思います。

なんせオレのライブではこんなにノッてくれませんからね~(笑)

卒業してから彼女が如何して行けばいいかという疑問に対してはかなりのアドヴァイスが出来たライブになったと思います。

理想はあくまでも高く持つべきですが、その理想を現実にするには色々な要素が必要だという事です。

音楽など所詮究極の自己満足ですからね、誰も助けてはくれないと思ってやるべきです。

諦めた時点で全てが終ります。

継続し続けた人にだけ何か見えるものもあるでしょう。

彼女の課題は山積みです・・でもやはりその課題は自分自身で乗り越えていかねばならない事だけは分かってもらえたと思います。

ここからはもう教わるものではなく自分で盗んでいくしか方法がありませんから。

(続く)