教則本という異例の分野ではありましたが、昨年クラシックを題材に好きなアレンジにしてマイベストクラシックともいえるCD作品がリリースできました。

ギター・マガジン
超絶ギタリスト養成ギプス
孤高のクラシック名曲編 (CD付き)
(リットー.../Kelly SIMONZ

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その中でもやりたかったこの「四季」・・

普段は春や秋などは演奏しなかったのですが、今回4つを並べた時に気持ちの高揚振りが音楽にストレートにでるこのメロディを改めて凄いと感じました。

自分自身ジャンルがジャンだけにメジャーキーの曲をあまり書かないのですが、やはり人間はバランスが大切だなと実感・・今後はきっとそういったものも増えてくるでしょう(笑)どう考えてもオレは根が真っ暗な人間ではない気がするので・・

というわけで去年の7月に初めてライブで演奏しましたがそれぞれに雰囲気が違うと思います。

~バースデーコンサートより~


~クリスマスコンサートより~


そして先月のキネマ倶楽部ではマエストロKをこの時のために制作したといわんばかりの勢いで弾きました。


マーシャルの壁を背中にヴィヴァルディ・・理想の形です。

さらに生楽器になれば完璧なんですがね・・生楽器になってもマーシャルの壁はもはや1つのデザインなんでこのままにしておきたいところです(例え音を鳴らさなくても)。

このクラシックとの融合にチャレンジするアーティストはそれほど多くありません・・ウリとイングヴェイはあくまで正統派でリッチーの場合はアレンジの1つに近く、スティーヴ・ヴァイが最も新しい要素を含んだ現代的解釈のものだと分けられると思います。

オレは正統派でありながらアレンジと音楽では現代的なサウンドも加味したいと考えています。

ただヴィヴァルディやバッハ、ベートーヴェンとなればもう数百年前にもどらねばなりません(笑)

イメージするのは「狂気のエレクトリッククラシックギタリスト」です。

ヴィジュアル系の原点はどう考えてもクラシックですしね(苦笑)

このスタイルをやると何でもかんでも上に上げたアーティストに揶揄されますが、それだけ難しいしなによりこれでカッコよく見せるのは物凄い大変な事なんです・・

まぁ誰でも挑戦は出来ますが挑戦する人が少ないのも理由は自ずと分かると思います。

特にカラオケバックでは完全に舞台一人を自らの空気で制圧しながら演奏しないといけないわけですから。

でも今回のゲイリーの話もそうですが、そこに憧れてずっとギターを弾いてきたし一人でもそういう自分の姿をみてオレもああなりたいと思う若者が居ればと思います。去年見たブルースライブはもはやゲイリーがその場に居てギターを弾いているだけで何の問題もなく最高だったわけですから・・

上手下手、カッコいい悪いを超越した先にある「何か」を理解できなければ何も得られない世界です。

逆にその程度でしか物事を見れない人には一生見る事はない世界でしょう。


丘の向こうに輝く太陽の遥か彼方にオレは死ぬまで挑戦し続けます。