クラシックなど良く聴いている人は当然理解してもらえると思うけど、音楽ってそもそも「楽曲、サウンド」であって「視覚イメージ、言語」ではないと思っている。

そもそもキリスト教を広めるために歌詞をつけられたりしたのが今の現代音楽に受け継がれているのだろうと考えるんだけど、やっぱり作曲家としては正直曲名を決める事によって自由度が狭められると考えている人も少なくないのではないかと思う。

もちろん人によるだろうけどね・・

オレは曲を作るとき昔はそれこそパーツの組み合わせだったけど、今は大概イントロが浮かぶと川の流れの如く最後まで徐々に見えてくることが多い・・そこに景色などイメージはあるもののタイポグラフィ的イメージは少ない。結局言語的イメージは後から来るという事になる。

元々クラシックではそういうのが多く、曲名と言うよりも作品番号や曲のテンポ、演奏の雰囲気などのしていのみのものが多く、いわゆる多くの「曲名」は後付けけされたようなもものが多い。

もしくはクラシックも徐々に商業音楽化した際に「理解しやすい」名前をつけたのだろう。

で、OPUS#1ですが・・

まぁ一番有名なのは酒の名前としてかなと思います(笑)酒を飲まないオレでも知ってるので。



あくまで最初はDESTINATIONという練習曲(エチュード)の第2弾階レベルとして考えたので、あまり「楽曲」としてのイメージがなかった。

だからタイトルもこんな感じでOKという感覚だった。

最初に撮ったセルフ動画のヴァージョンはまだ曲も短くコンパクトに収められてまさに「練習曲」としてはいいのが出来たなと思ってました・・映像はまぁアマチュアのセルフレコーディングという感バリバリですが(苦笑)

丁度その頃オレが講師をさせていただいているMIジャパンで講師紹介がてらYOUTUBEにアップしたいという依頼があり、自分の得意とするフレーズもあわせて紹介して欲しいとの事だったので今となっては知る人ぞ知る代名詞「イコノミーピッキング」を取り上げつつこの曲を演奏した。



・・・・

青い・・しかも薄い・・


しかも・・ロークオリティ感が(汗)


ん~最初見たとき目の前が真っ暗になりました・・これはキツイと(苦笑)


一流の?音楽学校の動画がこれでいいんでしょうか?と。


最初は自分が卒倒するかと思うほどショックだったけど悲しいかな人間は見慣れていくんだよね(苦笑)

そんな残念な動画も結果的にはそれを上回る?インパクトのお陰で評判もよく、ある程度周りには衝撃を与えられたようです・・

オレはこの動画を学生に紹介する時

「オレのオーラがあまりに凄すぎて画面が青くなってしまったんだよw」

と説明すると強ち信用するほどの説得力なのでした(笑)

でもこの動画が正にきっかけといえるかもしれない・・

そこで遂に立ち上がったのがKobby@ガタガタ抜かすと内視鏡ぶち込むぞなのです☆

彼はユーロツアー(まだ医学部学生でした)からずっとオレを撮り続けていて、色々思うこともあったと思います。そしてテクノロジーの進歩により驚くほどハードウェアの値段が下がってきて去年あたりから遂にチャンスが訪れたのです。

Kobbyはその徹底したスケジュール管理や気配りなどから後輩達の信頼も厚く、特に片腕として活躍するt-kenなどの信頼もそういった部分もあるのだと一緒に活動して強く感じるようになり、もともと10歳離れたファンだった彼が立派になっている事も改めて実感したのでした・・

で、遂にベストアルバムに収録する形で完成したのがこれですね☆



チームドクターズとオレ、スタッフ総勢4~5名程度で作った力作です。

チームドクターズはオレが唯一できない「オレの撮影」をこなし、後は全部オレです(笑)

でもホントずっとなんでもかんでも一人でやってきましたが(ついつい出来るもんで・・しかもハイクオリティで)本当に彼らの存在は今の自分にとっては自分の存在ぐらい必要なものです。

というか彼らナシでは皆さんもこんな映像を見られることはないのですから・・オレ一人でここまでやっていたら絶対に「無料」では見せる事は出来ません(苦笑)

そしてこの流れからコンバットギターにオリジナルギターを製作してもらいルネサンスKのプロモーション動画としてさらに公開したのがこれ。



まだギターを手にして一週間足らずだったため、ストラトマスターのオレはコントロールし切れてないですが・・

はっきりいってそんなもんはどうでもいいのです(笑)

というほど映像が重要な時代ですよねホント。


結局世の中ヴィジュアル系だけがヴィジュアルではなくすべてがビジュアルだという事も理解しないとやっていけないということは解ってます。


だからオレは自分の利点?を生かし

誰もが近寄りがたい殺意まで感じさせる恐ろしいオーラを漂わせたゴージャスダンディズム

と言うコンセプトイメージのヴィジュアル系として自らを演出しています(笑)


そして遂にこのときが来たのです・・


リットーミュージックより12月発売予定の超絶ギタリスト養成ギプス第3弾!!付録DVD付きの撮影が我がチームドクターズに任命されたのです!!!


ちょ!!!!!!

医者なんすけど!!!!

みたいな!!!(笑)

やっぱり世の中「ヤルやつはなんでもヤル」ということを実証していますね・・

オレも別に何でもヤリたがりなわけではなくて、必要に迫られてやってきただけの話です。

そういった現実を常に受け止めて乗り越えてきただけの話なんですよ・・

さらに彼らはしっかり病院の仕事を終えてライブに駆けつけカメラマンとして活躍します。



このライブ動画を撮影しているのも全員医者です(笑)・・一人医学部学生がいますが。

そういえば医者といえばグリーンって(ちょっと英語表記忘れた)バンドが全員医者なのに音楽やってるというのが居たのを思い出しました・・日本ではこの「~なのに凄い」ってのが結構重要ですね・・というわけでその「利点」もこれからガンガン押して行こうと思います(笑)

結局のところ楽しいからやっているだけなんですがね。

オレは彼らの被写体としてより高いレベルを目指して頑張ろうと思う毎日です。

とにかく来週の超絶本DVDビデオシューティングはオレとこのチームドクターズの1つの大きな軌跡として残される事でしょう。