目指していた池へ到着。
あずまやがあります。
しかし水鳥の姿はなし。
いや、岩の上に1羽いました。
孤高のカルガモです。
あずまやへ行ってみようと移動。
すると池の近くの木の下でカルガモの群れを発見!
みんな一所懸命に地面をつついていました。
お食事中だったのかな?
あずまやから望む池。
流れに向かって細くなっている池でした。
池の西側にはスポーツ広場があります。
しかしその奥には杉並区立第十小学校の校舎が見えます。
この公園は少し面白くて、公園の中に小学校があり、
学校の校庭が公園のスポーツ広場になっているのです。
つまり学校と公園の兼用なので、授業で使用している時は使えません。
公園って、都市公園とか農業公園とかいう区分がありますが、
蚕糸の森公園は学校防災公園という区分になっています。
第十小学校はこの場所から西にある環七を挟んだ梅里1丁目にありましたが、
蚕糸試験場跡が移転して用地が確保できたため、
昭和61年(1986年)にこの場所へ移転してきました。
なので、学校の周囲に公園ができたわけではなく、
公園と共に作られた珍しい学校なのです。
遊歩道の何か所から、校庭に続く通路が設けられています。
でも学校の授業時間中は侵入禁止になっています。
左手に第十小学校を見ながら、公園の南側の遊歩道を進みます。
マラソンのスタートの表示がありました。
ここは公園の遊歩道ですが、一方通行路の歩道も兼ねているようです。
校庭と遊歩道の間に応急給水槽の上屋がありました。
学校防災公園の「防災」の部分ですね。
背後でカサッと音がしたので振り向いてみると…。
キジバトが枯れ葉の上を歩いた音でした。
人が怖くないのか、全く逃げる気配なし。
さて先に進もう…と思ったら、小さな道案内が現れました。
ムクドリが遊歩道の上をチョコチョコと歩いて先導してくれました。
しかし、車の音がしたら、パッと飛び立ってしまいました。
南東の角まで来ました。
ここで北に折れます。
こちら側には門などがなく、この柱?があるだけでした。
裏側に「昭和六十一年八月開園」と刻まれていました。
柱の上にはオブジェ。
繭とカイコガ。
う~ん、峨とか蝶は苦手。
歩道なんだか遊歩道なんだか分からない部分を北へ。
登校時間になりつつあるのか、小学生の姿がチラホラあったので、
なかなか写真が撮れませんでした。
今のご時世、子供を撮るつもりではなくてもカメラを向けたら通報されかねません。
写真を撮る時、なるべく人が写りこまないよう、
いなくなるまで待つのは、そういう警戒も含めてかもしれません。
第十小学校の温水プールがありました。
遊歩道のところに案内板があるので見てみたら、
学校が使っていない時は市民に開放されているそうです。
利用時間は午前9時から午後9時までで、大人は1時間250円。
利用料はほかの区立の温水プールと同じですが、
ここは事前予約で貸し切りもできるとか。
温水プールを過ぎると、青梅街道が見えてきます。
分かり難いですが、写真左端のベージュの建物は
丸ノ内線の東高円寺駅の4番出口です。
駅を一歩出ると公園の中…という訳です。
青梅街道の歩道を歩くのは味気ないので、北側の遊歩道へ。
左の白い建物が温水プールです。
東高円寺駅の建物の先に巨大な建物が出現。
これは第二桃園川幹線整備事業のため、公園の敷地を工事用地し、
立抗が作られているそうです。
この辺りはよく浸水するので、
被害の軽減を図るために行われている事業だそうですよ。
この立抗を中心に、上流になる西は杉並区天沼辺りまで、
東は中野区弥生町の辺りまで新しい下水管を設置するようです。
あら、正面に太極拳の集団が見えてきました。
左からは流れていない滝の前から続く遊歩道が合流。
公園をぐるりと一周し終わりそうです。
その時、聞き覚えのある声が頭上から聞こえました。
ワカケホンセイインコです。
ここにもいるんだ…。
野生化して繁殖し、都内のあちこちにいるようですね。
太極拳集団の前に出るのは気が進まなかったので迂回。
花壇の真ん中に「空」というタイトルのオブジェがありました。
こちらも作者は分かりませんでした。
花壇の脇から北へ行き、青梅街道へ抜ける事にしました。
工事の仮囲いの横にベンチや時計、そして滑り台がありました。
2016年頃までは、確かジャングルジムとかもあったはず。
遊びの広場が大幅に狭まり、工事用地になってしまっているようです。
しばらくの我慢かな。
工事が終わったら、小さい子も楽しく遊べるような広場に戻るといいですね。
今回のおでかけ
★杉並区立蚕糸の森公園
住所:東京都杉並区和田3-55-30
電話:03-3315-7247
入園料:無料
駐車場:なし
公式ウェブサイト:蚕糸の森公園(杉並区)
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