2023年4月の読書記録 | ゆるゆるな毎日

ゆるゆるな毎日

水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

面白かった本のタイトルや作者の名前を失念してしまうことが増えました。

 

なので、読書記録を付けてみようと思います。

 

毎月ちゃんと付けるかどうかは分かりませんが、

 

とりあえず先月分を記録してみようと思います。

 

 

大奥よろず草紙 由良弥生

大奥関連の本は結構読んでいるのですが、

 

この本はほかの本と違い、大奥へ勤めるための方法や、

 

大奥の仕来たり、仕事、お給料などが事細かに書かれています。

 

また大奥の女性たちのヘアースタイルやお衣装についても書かれていて、

 

大奥の資料ものとしては濃く、深い内容の一冊でした。

 

お勧め度:★★★★ 4.0

 

 

ルビンの壺が割れた 宿野かほる

帯に「クチコミで20万部!」や「日本一の大どんでん返し」とあるので、

 

かなり期待したのですが、

 

最初にこのからくりが分かってしまったので、

 

自分の推理が合っているのかを確認する作業になってしまいました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 2.5

 

 

小さい魔女 オトフリート・プロイスラー

子供の頃に読んだ本で、

 

図書館でたまたま見つけた、懐かしくなって借りました。

 

一人前として認めてもらうため、127歳の小さい魔女が奮闘するお話です。

 

忘れている部分もあったので、新鮮な気持ちで読みました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

空とぶ家 ウォルター・ホッジス

「小さい魔女」と同じ学研の児童書です。

 

屋根裏でベンおじさんが発明した気球用の新しいガスの実験中、

 

家が場面から浮き上がってしまい、ニッキイとリンダの3人を乗せたまま、

 

家は風に吹かれて飛んでいき、様々な出来事に遭遇するお話です。

 

ココザルのつぼやこの挿絵がとても懐かしかったです。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

美智子さまという奇跡 矢部万紀子

上皇后・美智子様の人となりを深く描いている本です。

 

美智子様のエピソードも沢山あり、

 

皇族方や旧皇族方、旧華族のみなさまから嫌がらせを受けたエピソードは、

 

今読んでも悲しく、胸が痛くなりました。

 

また浩宮様(今上天皇陛下)がお生まれになってご退院される際、

 

美智子様がお抱きになられて車の窓を開けたことに対する批判が殺到しましたが、

 

その裏事情なども知ることができました。

 

更に皇后・雅子様や秋篠宮妃・紀子様たちのことにも触れられています。

 

著者は美智子様の大ファンで、美智子様のことに関してはパーフェクトな書き方ですし、

 

紀子様にも優しい目を向けていますが、

 

皇后・雅子様には少し厳しい書き方をされているように感じました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

ほじくりストリートビュー ザ☆フューチャー 能町みね子

前著の「ほじくりストリートビュー」が楽しかったので、

 

続編も読みました。

 

地図好きでしたら、見ているだけで楽しい一冊です。

 

近い場所もあったので、実際に行ってみたくなりました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

わが夫、溥儀 ラストエンペラーとの日々- 李叔賢

清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀さんの妻の李叔賢さんが、

 

ご自分の幼少期から成人するまでと、

 

溥儀さんとの出会いから結婚、

 

そして溥儀さんとの5年間の生活を綴った本です。

 

一般人民として生活する溥儀さんの晩年や、

 

皇帝時代の妃との再会なども綴られており、

 

激動の時代を経た後の最後の皇帝や関係者の姿を知ることができました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

東電OL殺人事件 佐野眞一

以前、文庫版を持っていたのですが、処分してしまったため、

 

随分久しぶりに読みました。

 

先日、被害者が殺害された現場のアパートを見たので、

 

そういえばあの事件はどうなったのだろうと思い、読み返してみました。

 

佐野さんの心情や事情的な表現はあるものの、

 

事細かに事件の関係者に取材し、公判の内容を記してあるので、

 

この事件を振り返る良い資料になっていると思います。

 

犯人とされたゴビンダさんの同居人たちの取り調べでは

 

暴力や恫喝をして供述を捻じ曲げたり、

 

その後、食事をごちそうしたり、職場や住居を斡旋するなどの利益供与を図り、

 

警察や検察の描いたストーリーに沿うように演出していった過程がよく分かります。

 

また、後に無罪が証明されることになった

 

被害者の体内に残されていた真犯人のものと思われる体液を隠蔽していたなど、

 

呆れかえるような捜査が、ほんの少し前の渋谷警察署で行われていたことに愕然とします。

 

お勧め度:★★★ 4.0

 

 

東電OL事件 DNAが暴いた闇 読売新聞社会部

佐野さんの本と併せて読みたくて借りた本です。

 

犯人とされたゴビンダさんの再審開始から釈放までを追ったルポ。

 

佐野さんの本では被害者の体内に残されていた真犯人のものと思われる体液は、

 

被害者と共に火葬されてしまったことを嘆いていましたが、

 

実は冷凍保存してあったことが分かり、

 

警察が隠していたことにも衝撃を受けました。

 

ゴビンダさんの無実が証明されたことは喜ばしいことですが、

 

15年も無実の罪で異国の地に囚われていたこと、とても悲しいことです。

 

東電OL殺人事件は時効が撤廃されているので、今でも捜査が続いているとありますが、

 

果たしてそうでしょうか?

 

警視庁のサイトには未解決事件のページがありますが、

 

この事件は一覧に入っていません。

 

一度、犯人と目星を付けた人を起訴したので、終わった事件となっているのでしょうか。

 

佐野さんの本によると被害者の客のリストの中には、

 

かなりの地位の人もいたそうですが、

 

警察はそういう人は殺害現場のような古いアパートに無断で侵入して

 

買春行為をしないだろうと言っている部分があります。

 

真犯人がいるのなら、捜査から除外した人を当たるべきではないでしょうか。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

女ふたり原付で東日本縦断して水曜どうでしょう祭に行ってきた!

                   カワサキカオリ

水曜どうでしょうの企画「72時間!原付東日本縦断ラリー」のルートを

 

そのままなぞってカブで旅をし、

 

どうでしょう祭りに行ったコミックエッセイ。

 

水曜どうしょう好きでしたら、お勧めです。

 

お勧め度:★★★☆☆ 3.0

 

 

幽霊男 横溝正史

少し前から横溝さんにどっぷりハマっている私。

 

この作品は、金田一さんがあまり活躍しないので、

 

シリーズの中ではやや低調な感じがしました。

 

お勧め度:★★★☆☆ 2.5

 

 

うまうまニッポン!食いだおれ二人旅 高田かや

高田かやさんが夫のふさおさんと全国各地へ旅し、

 

美味しいものを頂くコミックエッセイ。

 

お勧め度:★★★☆☆ 2.5

 

 

女が動かす北朝鮮 金王朝三大「大奥」秘録 五味洋治

五味さんのルポはいくつか読んでいるので、

 

これも読んでみたかった一冊。

 

目新しいことは書いてありませんでしたが、

 

金王朝を取り巻く女性たちのことがまとめられているので、

 

北朝鮮のことを知らない方には分かりやすい本だと思います。

 

お勧め度:★★☆☆ 3.0

 

 

4月はこのほかに「ある奴隷少女に起こった出来事」と

 

「世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨」も読んだので全部で15冊。

 

4月の初めは息子の春休みがあり、また今月は夫の在宅ワークも数日あり、

 

時間がない割には結構読めました。

 

というか、時間がないと思うと集中して読めるような気がします。