女川町復幸祭2019 その1 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

3月24日2019の女川町復幸祭~復興の向こう側へ~

 

に行ってきました。

ポスターにも書いてあるように今年がファイナル。

 

行きたい行きたいとずっと思っていたのですが、

 

去年も復幸祭の日と重なる予定があり、

 

今回やっと行くことができました。

 

 

女川駅周辺は昨年の2月、夜遅くに立ち寄りました。

夜の女川駅。

 

温泉施設の女川温泉ゆぽっぽも一体化した駅舎ですが、

 

入館できる時間が過ぎていたので残念。

 

なので駅前にも誰もいないし、周辺のお店も全て閉まっていました。

 

 

今回はお祭なので、町営駐車場でもイベント中で大賑わい。

こちらはONAGAWA-1 FESTAで、

 

8つのメニューが全て乗った

 

オナガワワンプレート(税込み1,000円)を食べると、

 

そのお箸を投票できるそうです。

 

えび入りポテトとかサンマのやわらかつくねマヨとか、

 

三陸らしくホヤヤキソバとか、面白いメニューがたくさん。

 

ただ量は多くないので、メインの食事をしてからおやつに…

 

と思ったのが運の尽きあせる

 

写真を見て頂くと分かる通り、テントが骨組みだけになっています。

 

この日は写真で見ると良いお天気なのですが、

 

屋根のシートがあるとテントごと吹き飛ぶくらいの強風が吹き荒れ、

 

ステージ中も後ろで何かが倒れる音や悲鳴が聞こえていました。

 

怪我とかなかったかな…汗

 

そんな状態だったので、屋外の店舗の火が次々に消え、

 

早々に店じまいになってしまうお店続出。

 

また何かのイベントでリベンジするつもりのようなので、

 

そのイベントに行けたら私もリベンジしたいです。

 

 

お客さんがまばらになった出店会場にみきゃん登場!

確か去年もその前もみきゃんが来ていたと聞きましたが、

 

今年も参加していましたよ。

 

毎年遠方から駆け付けてくれるなんて有難いですね。

 

 

時間が早かったからなのか、人がまだ少ないです。

女川駅を背にすると、海まで真っ直ぐ続く道があり、

 

道の両側にお店があるシーパルピア女川になっています。

 

 

夜はこんな感じ。これも昨年の写真。

新しい街区の町になっているので、

 

当時の地図などと見比べると町自体が全く違っています。

 

4年前はまだこの道路もできあがってなくて、

 

建物は全くなかった状態でした。

 

あまりに痛ましく、その当時の写真は1枚も撮っていません。

 

写真があれば復興の様子がよく分かったから、

 

撮っておけば良かったかな。

 

でも、当時はそういう気持ちに全くなれなかった…。

 

 

去年の女川町まちなか交流館の前。

たくさんのキャンドルが揺らめいていて、人の姿はなかったものの、

 

沢山の人が頑張って復興し、生活しているんだと実感した時でした。

 

 

海を背にして見たれんが道の突き当りが女川駅です。

この歩行者専用道のレンガみちを駅へと向えば、

 

迷うことなく高台へと避難できるのです。

 

よく考えられた設計。

 

震災は悲しい出来事でしたが、それを経験として街づくりに活かし、

 

着実に復興が進む女川。

 

被災地の中でも一際復興が早いと感じるのは、

 

町が全て流されてしまったことも大きいのかもしれませんが、

 

悲しんだり嘆いているばかりではなく、力強く立ち上がり、

 

先を見据えて街づくり進める

 

地元の方の気持ちが大きいように思いました。

 

 

シーパルピア女川で一番海に近い場所にあるのはハマテラス。

こちらには三陸石鹸工房KURIYAさんやかまぼこの髙政さん、

 

海産物を買ったり食事もできるおかせいさん、

 

釜めしが食べられるマルキチ女川浜めし屋さんなどの

 

飲食店などが入っている複合店舗です。

 

外のデッキでは焼き牡蠣を焼いていましたよ。

 

 

駅側の入口にはスクリューのオブジェがあります。

これは新しく作られたオブジェなのかしら?

 

 

夜はライトアップされて、また一段と素敵です。

これもしっかり計算されているのでしょうね。

 

 

ハマテラスの前にはコンクリート塀があります。

カラフラなものはスペインタイルで、

 

スペインタイルはみなとまちセラカミ工房さんで購入できます。

 

また絵付け体験もできるそうなので、一度やってみたいです。

 

 

そして右側の大きな絵は…。

片岡鶴太郎さんが描かれた女川賛歌でした。

 

オープンの時は鶴太郎さんもいらっしゃったそうですよ。

 

 

スペインタイルの塀の向かいにはきぼうの鐘があります。

かつて女川駅前にあった4つの鐘を持つカリヨンがあったそうですが、

 

津波によって流されてしまい、

 

瓦礫の中から1つだけ見つかったそうです。

 

その鐘はきぼうの鐘と呼ばれ、復興商店街のシンボルでした。

 

町の人の気持ちを受け、

 

サッポロホールディングスが4つの鐘を新しく作り、

 

町の4カ所に設置したと聞きましたが、これがその一つのようです。

 

 

きぼうの鐘の横には旧女川交番の看板があります。

この場所にあった女川交番は津波の引き波により、

 

杭ごと引き抜かれて転倒してしまったのです。

 

看板の右下には「保存の可否については現在検討中」

 

と書いてありますが、震災遺構としての保存が決まったようです。

 

以前は女川サプリメントと江島共済会館の2棟の建物もありましたが、

 

そちらは既に解体・撤去されています。

 

女川交番のみ残し、メモリアル公園として整備する予定だそうです。

 

 

看板から道路を渡った場所に旧女川交番があります。

道路側から見ると、少し低く窪んだ位置に落ち込むようにあります。

 

 

緩やかに下る道路を進み、斜め横から撮ってみました。

左が2階部分、右が1階部分で、奥には杭が見えます。

 

1階が交番、2階は休憩室として使われていたそうですが、

 

杭が無ければどっちがどっちか分からない感じ…。

 

 

裏側から。

こんなにしっかりした建物でも、波の力で倒されてしまうなんて…。

 

引き波で逆流する力も、想像できる以上のものだったのでしょう。

 

女川町を襲った津波は20メートルだったと聞きます。

 

海抜16メートルに建っていて、絶対安心だと思っていた町立病院にも

 

津波の濁流が押し寄せたと聞きました。

 

この場でそういう話を思い返すと、映像で見ただけよりも、

 

遥かに津波の高さや恐怖が身に迫るように思いました。

 

 

旧女川交番を見て、再びシーパルピア女川へ。

 

前回は閉店していたので見られなかったKonpo’s Factoryさんへ。

この一画はクラフト体験エリアになっていて、

 

上で紹介したスペインタイルのみなとまちセラカミ工房さんや

 

エレキギターを制作するGLIED GARAGEさんなどがあります。

 

 

Konpo’s Factoryさんの店内にあるのはこちら。

ダンボルギーニです。

 

ダンボールで作られているランボルギーニ…

 

なのでダンボルギーニです。

 

こちらは今野梱包さんのショールームなので、

 

誰でも無料で見学させて頂けます。

 

以前テレビで見た時の情報によると、

 

今野梱包さんはトライウォールという

 

3層構造で強度や耐水性を高めた強化ダンボールを販売していて、

 

このダンボルギーニもトライウォールで作られているそうです。

 

 

店内にはこんなヘルメットも!

ガンダムとシャア専用ザクのヘルメットです。

 

実際に被っている写真もありましたよ。

 

ほかにも強化ダンボール製のリボルバー銃があったり、

 

ダンボルギーニグッズやクラフトグッズも販売されていました。

 

 

ダンボルギーニを見た後は本物のランボルギーニです。

外に展示されていました。

 

格好良い!

 

しかもエンジンを掛けて下さって、

 

エンジン音や甲高いエキゾーストノートを聞くことが出来ましたラブラブ

 

 

ランボルギーニの横にはパトカーと消防車も展示されていました。

宮城県警は徽章や「POLICE」の文字がなく、

 

昔ながらのシンプルなタイプのパトカーです。

 

 

現役の警察官に転職相談している人の横から中を見せて頂きました。

中もシンプル。もっと機材とかあるのかと思っていました。

 

 

そしてこちら。

「パトカー内は全席禁煙」と貼ってありました。

 

なるほど。

 

たまに警察密着番組でパトカーに乗せられた人が

 

タバコを吸いたいなんて言うシーンもありますが、

 

少なくとも宮城県警のパトカーは禁煙だそうですよ禁煙

 

 

 

今回のおでかけ

★女川町復幸祭2019~復興の向こう側へ~

  開催期間:2019年3月24日

  開催時間:9:30~16:00

  駐車場:あり(無料)

  公式ウェブサイト:女川町復幸祭

 

★シーパルピア女川

  住所:宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原1-4

  電話:0225-24-8118(女川みらい創造株式会社)

  駐車場:普通車250台、大型車 6台(町営駐車場含む・無料)

  公式ウェブサイト:シーパルピア女川

 

 

本こちらもどうぞ本

  女川町復幸祭2019 その1

  女川町復幸祭2019 その2