Falling Fast -36ページ目

Falling Fast

自分の言葉に溢れたい

{CA143CAE-22B9-4D67-9504-E7499D81B08E:01}

「おはようござーまーす」
と挨拶をする駐輪場のおじちゃんに
「おはようございます」
と挨拶をする
学校の最寄り駅に着いて
駐輪場に辿り着くまでにある
幼稚園の前の横断歩道にいる先生に
「おはようございます」
と挨拶をする
その教会の隣にある
ハローワークのおじさんに
「おはようございます、今日は涼しいですね」
と挨拶をする

私は
「グアムと日本人」を読んでいる
左隣の女子中学生は
「海辺のカフカ」を読んでいる
私は読んでいた本を同著の
「ねじまき鳥クロニクル」
に持ち替える
右隣の女子高生は
英語の単語の勉強をしている
この本を読み終えたら
私も英語の勉強をしよう
と、思う


{46D357CD-E01F-4A64-AD8C-160474A3784A:01}

誰もいないグラウンドの隅
日陰のベンチでお弁当を食べる
眩しい陽光に目を細め
(あ、元から細いか)
風の中で鳥のさえずりを聞いて
少し目を閉じて咀嚼する
水筒のお茶だけじゃ
もう足りなくなってきたな
なんて思いながら
食後にチョコレートを二つ、食べる
自動販売機に行ってお茶を買う
ジャスミンティーは我慢しよう

田舎道を走る軽トラックが
とても満足げにみえる
急ぎ足で流れることを知らない
今日の雲たちが
とても満足げにみえる
日なたに置いてけぼりにされた
街の車たちが
とても不満げにみえる

軽トラックや雲たちは何を思う
置いてけぼりにされた車たちは
何を思う
置いてけぼりにされた水風船は
何を思う
私、明日は何を思う

枠にはまらずに
生きていく幸せを知った私は
幸せは
人それぞれにあることを知った