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Falling Fast

自分の言葉に溢れたい

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時間がないから
駅まで漕ぐ
自転車のカゴには
こっそり蜘蛛の巣

一緒に連れて
駐輪場

牛丼
紅生姜を六つかみ
冷房の効いた
お店の外では
蝉がお仕事 鳴いている

なんて贅沢
「ごちそうさまでした」
と同時に
財布を家に忘れていることに気付く

バカだなあと
笑ってくれる人がいれば
それでいいや

バイト終わり
自転車に乗ると
朝と変わらず
蜘蛛の巣と蜘蛛がいる

私が働いている間
何食わぬ顔で
待っていてくれたんだなあ

わたしのとても愛おしい
蜘蛛

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冷蔵庫が夏バテ
彼はものを冷やすことを諦めた

大切にしていたアイスは
飲み物に

水はすべて
流れてどこかへ
いってしまう

深く青い冷蔵庫で
毎日飲んでいた
飲むヨーグルトや
納豆 めかぶ いわのり
たまご 白ワイン 氷枕も
冷やすことがないと思うと
少し悲しい

ドアを開けっ放しにして
でかけたり
強く閉めたりすることもあったけど
とてもとても
愛してた


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線香花火みたいな
夕焼けをみた

皆んな立ち止まって
写真を撮っている姿は
なんだかとてもヤだった

嫌いなものには
嫌いと言えるぶん
好きなものには
愛おしいと思えるこころがある


緑の枕をぎゅっと抱いて
そば殻枕に
顔うずめ
鼻いっぱいに吸い込んで
氷枕にうもれてしまう

枕は三つ
夢は八つ

鉛筆削りの箱を開けた
幼い頃のはなし
いつも素敵な思い出を
ありがとう
シダーウッドの香りに
包まれて

よおし
明日も明後日も
いまを生きようか