彼女からのメールを見た私は、

 

「これはヤバい」

 

と鳥肌が立ちました。

 

数々のメンがヘラった会員を相手にしてきた私ですが、当時の彼女のヘラり具合は


「自殺」

の2文字を思い起こさせるヤバさでした。

 





※本当にヤバい精神状態の人に対処する時にはこれを参考にしています

 

 

 





兵庫県と恵比寿にある結婚相談所、

結婚物語。の仲人Tです!


今年もIBJから賞状を貰ったよ!色んな連盟から賞状を貰ってるからこの2枚を入れる額がもう無い!新しいの買いに行かなきゃ!



 









今日の記事の彼女は、

とても謙虚で素直な子でした。

 

派遣社員で介護職と条件的にはそんなに良くなかったものの、29歳で、童顔で可愛らしいルックス。


また、控えめな性格や少年漫画好きということもあり、男性からのウケも上々。

 







婚活は、

割と最初からいい感じで進んで行きました。

 






順調に真剣交際に入り、

プロポーズの日程も決定。

 

成婚退会も間近と思われました。

 

 

 



ところが、

「この日にレストランでプロポーズするね」

と言われていた、


プロポーズ前日のことです。

 

 

 



お相手に、

まあまあメンタルをやられる出来事が起こりました。

 



詳しくは書けませんが、

「まあそりゃ落ち込むでしょうね」

的な出来事でした。

 

 


彼は全く悪くないし、落ち込んでどうにかなる事件でもなかったし、同じことが起こってもプロポーズする人はいるかもしれませんが、

 



 

とにかく、

彼はプロポーズの気分ではなくなりました。

 

 





プロポーズ当日、一生懸命おしゃれして現れた彼女の前に、彼は「今日はプロポーズは無理」と暗い顔で現れました。

 

理由を聞いた彼女はもちろん彼を慰めましたが、つい彼に「私は今日を楽しみにしていたのに」と言ってしまいました。

 



それを聞いた彼は、

「君みたいに思いやりのない人と結婚は無理」

と、激怒してしまったのです。

 







こうして、

 

彼女はプロポーズの日に振られてしまいました。

 

 

 




 

 



 

1週間泣き続けた彼女は、私に、

かなりヤバめのメールを送ってきました。

 

 


 



私は思いました。

 

「あっ、これあかんやつや」

 

その日は日程がぎゅうぎゅうに詰まっていたので休憩時間に電話し、お昼ご飯をむぐむぐ食べながら彼女の話を聞きました。

 

 







結婚は本当にご縁です。

どちらも悪くなくても、

上手くいかないことはある。



例えば、どちらかに転勤の話が出て、

うまくいっていた2人が別れてしまったり。

 




「これはご縁なのだから、そんなに自分を責めないで。それに、嫌なことがあったからと貴方に八つ当たりした彼だって悪いよ!」

 

私は一生懸命励ましましたが、

最終的に彼女の中で

 

「私は本当にどうしようもない。

あり得ないくらいダメな人間。

これはもう死んだ方がいい。」

 

という結論になった所で、

私の昼休みが終わってしまいました。

 


焦った私はスタッフ一同に「とりあえずやばい!!」と彼女のメールのコピーを回覧し、彼女を励ましてくれと頼みました。

 

 






スタッフが懸命に励ましたおかげもあり、彼女は瀕死の状態でも休会せずに婚活を続けました。

 

「皆が応援してくれてるんだから頑張らなきゃ」と、自分を叱咤して無理やり数人とお見合いをした彼女ですが、


ずっと自分を責めていたので、

なかなかうまく行きませんでした。

 





みんないい人たちなのに、

どうして好きになれないの?

 

私がおかしい人間だからだ。

どうしようもない。

死んだ方がいい。

 

※本当におかしい人は「結婚相談所にいる男(女)は全員カスばかり」とか言い出すので、みんないい人と思ってる時点でおかしい人間ではないです

 

 






毎日落ち込んでいた彼女の

「死にたいスパイラル」

を止めてくれたのは、

 

 



3つ歳上の、

ある男性でした。

 






その日も笑顔を貼り付けてお見合いに向かった彼女でしたが、彼はほんわか癒し系で、なんだかリラックスできました。

 

彼がコーヒーではなく紅茶を頼んだので、なんとなく「私も紅茶がいいです。コーヒーが飲めなくて」と言ってみたところ、彼もコーヒーが飲めないことが発覚!

 

他にも炭酸が苦手、ハーゲンダッツで1番好きなのはクッキーアンドクリーム、好きなパスタはペペロンチーノと、あまりにも共通点がありすぎて彼女はびっくりしました。


「嘘をついてわざと合わせてきてるの?」と思ったくらい!!






 


1回目のデートは、

なんと「もつ鍋」。

 

彼女が好きだと言ったら、彼が真夏で暑いのにそのお店にしてくれたのです。しかも、仕事帰りに遠くから彼女の家の近くまで来てくれました。




さらに、2人で7000円のお会計を全部奢ってもらい、庶民派の彼女はアワアワしました!


「次は安いところにしましょう!」と強く主張し、2回目デートはモスバーガーにしたそうです。

 






彼女は思いつきでぽんぽん喋るタイプで、話がよく飛ぶのですが、彼は頭の回転が早く、主語がなくても内容を理解してくれました。

 


すでに緊急事態宣言は解除され、わりと世間ははっちゃけていましたが、彼女はまだまだコロナが怖かった。


介護職だったので、施設のおじいちゃんおばあちゃんに移したくなかったのです。

 



「コロナが怖い」と正直に言うと、優しい彼は、人混みを避け、外で会えるデートプランを考えてくれました。


彼女は、だんだん彼に惹かれていきました。

 



 

 

 

 

一方、彼の方も、

彼女をとても素敵だと感じていました。

 

 



彼はそれまで、

まあまあユニークな女性達に会ってきました。

 

 



目を見ず、こちらを向かず、こちらが話を振っても全て無視、口にしたセリフは「時間なので行きましょうか」のみの女性。



 

「好きな食べ物はなんですか?」と聞いたら

「梨です。」ーーーシーンーーー

こっちにも聞いて!!

と突っ込みたくなる女性。

 

 





でも、彼女に好きなものを聞いたら、

「〇〇です!どこが好きで、こんなふうに料理して食べるのが好き!」

などと、話題を広げてくれるのです。

 

「ラインは男から送るもの」と決めつけている女性が多い中、彼女は自分からたくさんラインしてくれました。

 


「自炊してるんだ」と言ったら、

「見たい!」と彼女に言われ、

毎日ご飯の写真を送るようになった彼。

 

送った写真に彼女が毎回コメントをつけてくれ、とても嬉しかったそうです。

 

 



他の女性は一生懸命決めたお店にケチをつけてきたりもしましたが、彼女はどんなことも否定せず、なんでも喜んでくれました。

 

「考えてくれることが嬉しいよ」

「デートの場所を決めてくれたのが嬉しいよ」

 

喜び上手の彼女に、

彼は夢中になりました。

 

 







 

5回目に会った時、

 

彼女は、彼の車に乗って、長野県にドライブに行きました。

 

彼とは一緒にいて落ち着くし、本当にリラックスできました。

 

車の助手席で靴を脱いで体操座りしても平気だし、うっかり爆睡してしまっても笑ってくれるし、「太陽が眩しい!」と言ったらサングラスを貸してくれる。

 

彼女が合わせなくても、

いつも彼が合わせてくれる。

 

「私、

 本当に大切にされてる!」

 

 

 







 

美ヶ原に着いた2人は、

原っぱに座り、綺麗な景色を眺めました。

 





「すごく気が合うから、付き合ってほしい」

と彼が告白し、

 

彼女も「うん。」と返事しました。

 

 

 

 

 







 

彼女には、

理想のプロポーズがありました。

 





ベタだけど、

夜景の綺麗なレストランで、

花束と、箱パカをしてほしい。



 

彼は本当にその通りのプロポーズのプランを立ててくれ、「この日にするからね」と教えてくれました。

 



彼女は嬉しすぎて三着も服を買い、私にどれが良いか相談してきました。

 




 




 

2人で一緒に、

指輪も見に行きました。

 

彼女は「婚約指輪はいらないよ」と遠慮したのですが、彼が「見に行ってみようよ。」と誘ってくれたのです。

 



行ったら行ったで、

テンションが上がってしまった彼女。


最初は安いものばかり見ていたのですが、店員さんは色々な指輪を持ってきてくれました。

 



その中で、

ど真ん中に大きい石があり、

小さい石が10個ぎっしり付いた、


すごく素敵な指輪がありました。

 



「これ素敵だなあ」と言ったら、彼がさらっと会計に持っていってしまいました!

 


よくよく値段を見たらすごく高かったので、「こ、これは!」と思わず止めた彼女でしたが、



彼は普通に購入してくれました!!


 


 

実は、3回目デートで彼女は

「理想の結婚式はある?」

と彼に聞かれていました。

 


 

彼女は

「沖縄でドレスを着て写真を撮りたい!」

と答えましたが、


理想を言っただけなので、

本気ではありませんでした。


そもそも庶民派の彼女は、お金がかかるので結婚式はやめておこうと思っていたくらいなのです。

 



それなのに、真剣交際に入った直後、

彼は沖縄の結婚式の雑誌を買ってきました!


 







彼は、

彼女の夢を叶える気満々だったのです。

 










 

彼曰く、

 

「彼女は、こちらが何かした時に、当たり前だと思わずに、びっくりして喜んでくれる。


本当に喜び上手だから、もっともっと喜ばせたくなる」

 



だそうです。

 

 

 





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最後に、

彼女から締めの言葉を頂きました!

 


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私が出会った人は、

皆いい人たちでした。

 

もちろん、フィーリングが合わなかったり、共通の話題が無い人はいましたが、「この人は絶対結婚できないだろう」と思うような人は、誰1人いなかったです!!

 

みんな、一生懸命デートプランを考えてくれたり、毎日ラインを送ってくれたり、凄く頑張ってくれました。

 

本当にいい人ばかりだったから、結婚相談所は本当にお勧めです!

 




彼に出会えて、本当に良かったです。

ありがとうございました。

 







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「この人は絶対結婚できないだろうと思う人は、誰1人いなかった」

 


このセリフの破壊力、

性格の良さが溢れすぎてやばいですね!!

ここまでの域に達するのは人間58回目くらいじゃないと無理ですね!!

 

私はぶっちゃけ婚活中「こいつ絶対結婚できないだろ」って3回くらい思いました!!いや数十人と会ったら3回くらいは思うじゃん!私普通じゃないですか!?男子も数十人会ったら3回くらいは思うじゃん!?思うじゃろ!!

 

 

 






 



女性でも男性でも、

相手が何かしてくれた時に、

結果が気に入らなくても、

 

それまでに相手がかけてくれた労力や努力や気持ちに思いを馳せ、喜ぶことができたら、少し成婚に近付くのかもしれませんね。

 

 


 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。









次回

「初めてできた彼女に振られたと思ったら俺の親友と付き合っていた…な、何を言っているか分からねーと思うが俺も何をされたのか分からなかった…」


〜他社で結婚したアラフォー男子が私に送ってきた成婚談に死ぬほど笑ったので、うちの会員じゃないけど載せちゃう編〜



今婚活で病んでる人は、

このへんでも読んで元気出してね✨





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