女性会員

「Tさん、聞いてください!昨日デートで彼に連れて行かれたお店、中華だったんです!私中華苦手なのに!デートと言えば普通イタリアンとかですよね!?」

 

「そうだったんですね。ところで、お店を決める前に、中華は苦手ですと彼に伝えましたか?」

 

女性会員

「言ってません。」

 

「なるほど。」

 

女性会員

「ていうか、次回は日帰り温泉になったんですよ!現地に着くまで車の中は密室だし、セットした髪も濡れちゃうし、すっぴんも見られたくないし、まだ3回目なのにドライブデートも温泉もありえなくないですか?」

 

「そうだったんですね。ところで、温泉以外のデートがいいと彼に伝えましたか?」

 

女性会員

「言ってません。」

 

「なるほど。」

 

女性会員

「やっぱり、30過ぎても残っている男って、女性の気持ちが分からない人が多いんでしょうか?」

 

「一回あずきバーで頭殴っていい?」



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兵庫県高砂市、JR宝殿駅前、

結婚物語。仲人Tです。

 

最近職場の同僚に「pixivを読みすぎて、名探偵コナンの原作と2次創作の区別がつかなくなってきたがどうしたらいいだろうか」と相談された仲人Tです。私も同じ病に冒されているため解決策は見つかりませんでした。

 

前々から思ってたんですけどね、

 



婚活女子のみんな、

 



君らの口は、

何のためについてるん?

 






普通の人間に、

テレパシーは使えないの。

 

相手はメンタリストDaigoでも、

エスパー魔美でも斉木楠雄でもないの。

 

30まで童貞だった男子が魔法使いになって人の心を読めるようになるのはマンガの中だけなの。






「君のような勘の悪い男は嫌いだよ」

 

お前はショウ・タッカーか!!


※ロイアイ・リンラン推しです

 

 

いいか!

 

思ってることあったら、

口で言わな相手は分からんのや!!

 




君らが心の中で

 

(初デートはオシャレなフレンチレストラン…隣の人に話を聞かれたくないからテーブルが離れているところ…場所は私の家から40分以内…リッチな雰囲気は絶対…予約は必須…全おごりでお願いします…)

 

って念じたからって、

 




相手の男性が

 

「こいつ直接脳内に…!!

 

よし、じゃあジュエル・ロブション予約しよ。」


 

ってなるわけないやろうが!!

 


「なんでもいい?」って言うと

「なんでもいい」って言う。

 

「居酒屋は?」って言うと、

「居酒屋?はァ!?」って言う。

 

こだまでしょうか?

いいえ、婚活女子です!!



自分の意見を言わないくせに、思い通りにならないと後からブーブーブーブー!幻想水滸伝なら「ブタは死ね!!!」と惨殺されてもおかしくない!

 


貴様らのような奴は、全員まとめて、

男塾名物・地獄禅じゃーっ!!


※頭に硫酸の入ったコップを載せて坐禅を組むやつ。姿勢を崩すと硫酸がこぼれて顔が焼ける

 

 

 

 




 

と、

 

言える資格が、

 

私には無いんだよなぁー!!

 

 





 

なぜなら、私が、

私こそが、

 

 




言いたいことを言えない系

女子だからだ!!

 

 

 



 

あっ!今、琴浦さんと同じくらい、

みんなの考えていることが分かる!

 

(えっ…お前何言ってんの?婚活男女に好き勝手暴言を吐き、好きなカップリングを公開し、今回に至っては婚活と全く関係ないBLコミックまで宣伝し、 相当自由に言いたいこと言っているのでは?あと前から思ってたけど39歳は女子じゃないのでは?)

 

的なこと思ったやろ?

 





 

いや私、

まあまあ家が貧乏だったんですよね。


 

幼い頃から「何かを欲しいって言ったら親を困らせるだろうな」って、物欲ないふりして生きてきた節ありますねん。

 


オモチャも興味ないふり、

お菓子も嫌いなふりよ。

 





そうやって何年も生きてきたら、

いつのまにか、



 

「何かを欲しがるのは良くない」

「我慢するのはいいこと」

 

みたいな、

 


まあまあクソな価値観がね、

形成されるんですねえコレが!

 

※母親は愛に溢れた人だったし、

貧乏で良かったこともあるよ!

 

 







昔の私は、

本当に獣道を進んでおりました。

 

 



「何かを欲しがるのは良くない」

「我慢するのは良いこと」

 

と思っていると、

 




決して幸せになれる道を選べないんですよ!!

 




ありのままの自分を愛してくれる、一緒にいると落ち着く人ではなく、常に我慢して頑張らないと関係が続かない相手を好きになってしまう!!

 

やっとのことでステキな相手と出会っても「結婚したい」と素直に言い出せず、家事を頑張ったりゼクシィを置いたりして「◯年も付き合ってるんだから、察してくれたらいいのに!」と思いながらダラダラと時間を無駄にする!

 



恋愛だけでなく、

仕事でもそうでした。

 

本当はやりたくない仕事でも、頼まれると笑顔で「大丈夫です!」と引き受けてしまう。

 

集客を教えてと言われれば休みに勉強会を開き、プレゼンを教えてと言われれば寝ないで資料を作り、気づいたら16連勤していたこともある!BLなら疲労がたたって職場で倒れ、目が覚めたらライバル視していた同僚のマンションのベッドで介抱されてるパターン!

 

心配する同僚にツンデレ主人公が「余計なことすんなよ!誰がお前に助けてくれなんて頼んだ!」って悪態をついたら、同僚の目から光が無くなって「お前…本当に俺のこと嫌いなんだな…じゃあもうそれでいいから、とりあえず看病してやった借りを返せよ」って無理矢理


※この続きはこちらからお読みいただけます

18歳以上の方のみお進み下さい。

 https://ameblo.jp/kekkon-monogatari/entry-12487324564.html?frm=theme




この価値観はね、正直、

今でもまだ全然抜けてません!!

 

私には我慢癖がある。

 

欲しいものを欲しいと言わず、

無理なことも無理と言えず、

限界まで頑張ってしまう癖が。

 



 

私が幸運だったのは、

本当に幸運だったのは、

 

そういう時、いつも周りに気づかせてくれる人がいたことでした。

 




前職で潰れそうになった時、

専務は言いました。

 

「しんどかったら断れ! 

無理強いしてくる社員とは縁を切れ!」

 




彼氏にゼクハラしていた時、

既婚の女友達は言いました。

 

「素直に結婚したいって言えば?

それで引くような人ならそこまででしょ。」

 





 

そうです。


私が辛いのは、

仕事を振ってくる社員のせいでも、

結婚してくれない彼のせいでもなかった。





 

口に出して、

 

「働きすぎだから、休みたい」

「あなたが好きだから、結婚したい」

 

と言わなかった、

自分のせいだったのです。

 

 

 




「ラインの頻度が多い(少ない)!」

「最悪な店に連れていかれた!」

「次の日仕事なのにデートが長かった!」

「いっぱい歩かされてしんどかった!」

 

 



婚活女子の訴えを聞くたびに、

私はあの頃のことを思い出します。

 





あなたたちは、

一生懸命我慢している。

 

我慢しているから、

常にイライラしている。

婚活が辛くて辛くてたまらない。

 

こんなに相手を思いやって、相手に合わせているのにも関わらず、彼はちっとも私の気持ちを分かってくれないと怒っている。

 



 

でも、

 



本当はどうして欲しいのか、

はっきり口に出したことはあるか?

 

 





ラインの好みを伝えたら、ほとんどの男は頻度を合わせてくれる。


 

「辛いものは苦手なの」と言ったのに、韓国料理を選ぶ男はいないし、

 


「このお店に一緒に行ってみたいな❤️」と言われて嫌がる男もいない。

 


「歩き疲れたからカフェに入りたいな❤️」と言った時に「ラストあと10周だ!」と言ってくる男もいないし、

 


「予定があるから◯時まででいい?」と言ったのに「今夜は帰さない」って言う男は、ロイ・マスタング大佐ぐらいだ!

 

 



いいか!!

 


カフェに入って、

いくら「ショートケーキが食べたい」

と願い続けても、



 

注文しなければ、

ケーキは来ないんだ!

 



あなたのやっていることは、

 

注文もせず、「私はショートケーキが欲しいのに!3時間も待っているのにどうして店員さんは持ってこないの!?」と言っているようなものだ!

 

「どのケーキでもいいからお任せします。」と頼んでおいて「チーズケーキじゃなくてショートケーキが食べたかったのに!」とキレているようなものだ!




よく考えるんだ。

 



アプリで出会ったその彼は、

あなたの仮交際している相手は、

 

あなたのちょっとしたお願いすら、

聞いてくれないような人なのか?

 

 



男をバカにしないでくれ!

 

一部のヤリモクを除いて、



男は全員、

 

女子を笑顔にしたいと思っているんだ!

 

 

 

勇気を出して、

そのへの字口を開け!

 

そうすれば世界が変わるんだ!

 

 

 



 

真面目で、空気を読めて、

我慢強い察してちゃんたち。

 

あなたたちは、

彼のために我慢しなければと思っている。

 

でも、彼は、


あなたに我慢して欲しいと思ってはいない!


 

 


あなたさえ口を開けば、


「気が利かなくて分からず屋の彼」は、

 

「嬉々としてお願いを叶えてくれる理想の彼」


になるかもしれないんだ!!

 





「本当は、

   こうして欲しいのに」



そこで座り込むな!

 


立って歩け!


前へ進め!

 

あんたには、


立派な足がついてるじゃないか!

 


 

「本当は嫌なのに」

「本当はこうして欲しいのに」

 

違う、そうじゃない!

 

「それはちょっと嫌かな」

「〇〇してくれたら嬉しいな❤️」

 

そうだ!それでいい!

 

 


私は、仕事の依頼に「だが断る!」と言ったことでプライベートを手に入れ、「好き!結婚したい!」と言ったことで夫を手に入れ、所長に「わたし、定時に帰ります!」と言ったことで、新しいスタッフを募集してもらえました。


 

 

願えば叶うのではない。

 

口に出すから、叶うのです。

 

 



彼の行きたい場所、

彼の食べたいもの、

彼の理想のデート、

 

彼の気持ちを、

あなたは一生懸命大事にしている。

それは本当に素晴らしいことです。

 



ですが、


結婚は等価交換です。

 



お互いに与え合える者同士が

幸せな夫婦になるのです。

 





どちらかが一方的に与え続ける関係は、

いつか必ず破綻する。

 

今のあなたが結婚すれば、

夫をモンスターに育ててしまう。

 

麦茶が無くなりかけた時に、新しい麦茶を作らず、少しだけ残すモンスターに。

 

そうなったら何もかもお終いです。


 

 


どうかどうか、


あなたが大事にしている、

彼の気持ちと同じだけ、


あなたの気持ちも大事にしてください。

 

 





勇気を出して口を開けば、

きっとあなたは気づくでしょう。

 



あなたが探し続けていた愛は

求め続けていた思いやりは、

 

最初から、

彼の中にあったのだと。

 





 

あなたが我慢や無理をして、いつもイライラしているうちは、彼はいつまでたってもプロポーズしてこないでしょう。

 

一緒にいて、あなたを幸せにする自信がないからです。

 

 



 

だけど、


あなたが言いたいことを言い、

ストレスを溜めず、

いつもニコニコしていたら。



その時初めて、

彼は言い出すかもしれませんね。

 

 






 

「俺の人生半分やるから、

 

お前の人生半分くれ!」

 


と。

 

 


 

 

本日もお読みいただき、

ありがとうございました。

 



次回予告

 

「やめて!年収1500万の男にお見合いを申し込まれたら、年収400万の男との交際なんて跡形もなく燃え尽きちゃう!


お願い!死なないで400万!あんたが今ここで倒れたら、奇跡的に成立してる北川景子似美人CAとの交際はどうなっちゃうの?


ライフはまだ残ってる。これを耐えれば、プロポーズに進めるんだから!



次回『結局男は金

デュエルスタンバイ!」