【幻想物語  第1章 第1話】 | 毎日きびきび

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遂に大学生。
気を引き締めていきたいですね。

これまで出会えた全ての人に感謝を。
これから出会っていくであろう全ての人に感謝を。

こんにちわ!


一日で2回も更新する小説ってwwwwwww



ではスタート!!



幻想物語


第1章 第1話



クラスの話題はライナ一色だった。


「極化炎鳥・一(フェレイズ・ウノーリア)」をだした瞬間、全員が驚いた。


唯一、レナ・エルバを除いては。

ライナの幼なじみであり、ライナの凄さを知っている人間のうちの1人だ。


澄んだ茶色の瞳、後ろで束ねられた長く綺麗な黒髪、すらりと長い足。

一部の男子から人気がある少女だ。



「ライナはさ、こー見えても、魔法学検定2級なんだよね~♪

」レナが自分のことのように自慢げに語ると、わあっとクラス全体が驚きの声をあげた。




魔法学検定

通称、魔検もしくは法検とも呼ばれる、国家試験のうちの1つだ。

世界政府公認の魔法使い、「ウィザード」になるためには魔法学検定1級が大原則となる。


練習を積んだ大人でも取得は難しく、2級ともなれば、そこら辺の高校になら入学試験免除で入学できる。

2級を取るためには、常用魔法200以外にも、非・常用魔法800を覚える必要があり、それを完璧に使いこなせなければならない。

それゆえ、苦手な魔法があってはとれない級となる。


クラスの男子の1人がライナに尋ねる。

「そーいやさ、ライナの適合属性ってなんだっけ?」


基本、人間の適合する属性は1つ、ないしは2つだ。そして、絶対に相反する属性の共有はできない。


「あぁ、俺?俺は闇と風の2つだぜ」


「じゃあ苦手なのは光?」別の女子が後ろからやってきて訊いてきた。


基本的に、炎が得意なら水、雷が得意なら大地、光が得意なら闇、といった具合に相反する属性が苦手な属性になるのだ。


「いや、たしかに他のと比べると使い勝手は悪いけど、苦手ってわけじゃないな」ライナが返す。



じゃあなんかやってみてよ、といった声がいくつかあがり、しょうがないなぁ、といった顔をしながらライナが立ち上がった。


教壇に立ち、一番後ろの席のベキア・ライドという男子生徒を指差した。

指を差された本人は「俺?」といた様子で驚いていたが、

次の瞬間、誰の目にも止まらないスピードでベキアの後ろにライナが移動した。


全員がそれに気づくまでにしばらく時間を要した。


気づいた時には移動していたのだ。


全員が驚きの声をあげ、ライナに詰め寄ってきた。


どうやったの?なんだよ、今の!?


といった具合に質問攻めにされ、怪訝そうな顔で渋々説明をし始めた。


「皆は知ってるよね、光の魔力(ディーガ)の特性。炎が融解、水が浸透、雷が貫通、大地が防御、闇が破壊、んでもって光が創造」

漢字をだらだらと並べられ、「なに言ってんの?」という顔をしている人がいたので呆れた顔をしてこう続けた。


「光と闇はさらに詳しく分けることができてさ、闇の場合、破壊、掌握、混沌、深淵なんだよね。んで光が創造、再生、復活、発生ってぐあいにね。『発生』までいくと、生物を1から作り出せるレベルなんだよね。

さっきは光の魔力の最低ランクの『創造』の能力を使って、高速で移動する光の道を使ったんだよ。その名も・・・・・」そこで一回切り、息を吸った。

 


   リヒト・ロディア

 「光ノ道」


光の魔力(ディーガ)を足元から伸ばし、目的地までの目には見えない道を作る。


更に、足全体に光の魔力(ディーガ)を纏い、光の道のうえをスライドする。

後は勝手に目的地まで進んでくれる。


それがライナの説明だった。


この魔法は説明するのは簡単だが、実際にやるとなると相当難しいものらしい。

魔法は全てランク分けされていて、0から10まである。

ランク10に指定されている魔法は今現在十数種類存在し、その全てが禁術指定になっている。

この『光ノ道(リヒト・ロディア)』はランク5。

ちなみに、中学3年生の習う魔法は最大のものでもランク3というものだ。


更に捕捉を加えると、『極化炎鳥・一(フェレイズ・ウノーリア)』のランクは6だ。


説明を受け、クラスの皆が驚き、そのときちょうど授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。





幻想物語   第1章 第1話    完





どーでしたか!?

頑張りましたヾ(@°▽°@)ノ


なんか難しい言葉が多かったですね・・・・・・


次回はもう少し会話を増やしていきたいと思います!!!!



では(^O^)/




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