~狩人の軌跡 partⅢ 第1章~ | 毎日きびきび

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遂に大学生。
気を引き締めていきたいですね。

これまで出会えた全ての人に感謝を。
これから出会っていくであろう全ての人に感謝を。

こんばんわ!!


最近なにかと忙しく、ぺタしにまわれません・・・



ではでは、早速、「狩人の軌跡 partⅢ 第1章」のスタートでっす!!


そうそう、これは俺の勝手な考えなのですが、partⅢシリーズに入るんで、これからサブタイつけようかと思います!!



では、スタート!!



狩人の軌跡 partⅢ


第1章   大発生!?


年中白い雪に覆われた土地、雪山。


その過酷な環境のため、生息するモンスターも強靭な身体を持つ者が多い。


体内で電気をつくりだし、放つもの。


分厚い毛皮を持ち、ハンターの攻撃を弾くもの。


天候をあやつるもの。


群れをなし、集団をつくるもの。


恐ろしいほど俊敏に動くもの。


様々な生物が、食物連鎖の上に生息している。


その食物連鎖の頂点に立つと言われている種が、「飛竜種」である。


そして今、ある3人のハンターの前にその「飛竜種」であるモンスターがいる。


全身、ブヨブヨした皮で覆われた、巨大な口を持つグロテスクなモンスター。


その名は「フルフル」


しかも、2体がハンターの前にいる。

その上、2体とも通常のフルフルよりも2回り以上小さい。


フルフルは、上級のハンターになれば、さほど倒すのに苦労はいらないモンスターである。

駆け出しのハンターにとっては大きな敵となるが・・・・・・


ハンター3人がいるのはエリア1


ハンターの名は

ティオにアレキス

それから、ローラ


ローラは、2年前にティオが修業中に訪れた村で会った女ガンナーである。

急にティオのもとへやってきて、「弟子入りさせてください!!」と頼み込んできたのだ。


しょうがなく弟子入りさせてしまったティオだが、師匠として、今は努力している。


ティオの背負っているのは「阿武祖龍弩」

今は亡き兄が残してくれた武器である。


ローラが背負っているのは「グラビドギガハウル」という、グラビモスの頭を模した、なんともマニアックなヘビィーボウガンだ・・・・

ローラの父は有名なハンターだったが、5年前に病気で亡くなっている。

その父が残してくれたボウガンだ。



「ぃよっしゃぁぁぁ!!ティオ!2年間の修行の成果!!見せてもらうぜ!!」久しぶりのティオとの狩りということもあり、アレキスはえらく上機嫌だ。



「そう言うオマエの実力が落ちてちゃ世話ねぇがな!よしローラ!!気合入れてくぞ!」笑いながら皮肉を言うティオも、どこか楽しげだ。


「えっ?あっ、はい!行きましょう!」ワンテンポ遅れて、ローラが返事をする。


まずは手前のフルフルから、といいたいところだが、ガンナーが2人もいるので、手分けして相手をすることにした。


「うおおぉぉ!!」叫びながらアレキスが「正式採用機械鎚」を振り下ろす。


「ギャアアァァ!」突然の奇襲に会い、フルフルが思わずのけぞる。


ティオ達2人は奥の1体を狙い撃つ。


ティオはフルフルの頭に狙いを定め、引き金を引く。

ボウガンに装填された火炎弾がフルフルの頭に直撃、炎が弾ける。

しかも、単発ではなく、速射のおかげで複数発同時に発射できる。


ローラはティオから少し離れた場所から狙撃を開始する。

装填しているのは火炎弾よりも一度に大量に装填できる、通常弾Lv3

それをフルフルの胴体を狙って引き金を引く。


フルフルは匂いを頼りにしているため、鼻を潰されるとほぼ何もできなくなる。

それを狙い、事前にこやし玉を投げておいた。


アレキスとティオが背中合わせになる。


「さっすが俺の好敵手(ライバル)!!腕があがったじゃん!」アレキスが笑いながら言う。

その様子は狩りを心から楽しんでいるようだった。


狙撃をされ続けたフルフルも嫌気がさしたのか、

フルフルの体が一瞬光る。

狙撃に集中しているローラはそれに気が付いていない。


「っ!ローラ!!よけろ!!」ティオが叫ぶ。




”バチバチッ!”音を立て、フルフルの体が青白く発光する。


電撃をモロに喰らったローラが地面を転がる。


しかしティオは見向きもせずに狙撃を続ける。


ティオがローラに教えたことを大きく分けると3つ

1・決して自分の戦闘スタイルをコピーするな

2・どんなときでも気を緩めるな

そして3つめ、

自分の面倒は自分で見る!

つまり、狩り場でやられても、よほどのことがない限り、ティオは手を差しのべない、ということだ。

こうすれば、ティオに頼ることは少なくなる。


ローラもすぐに起き上がり、ポーチから回復薬をとりだして飲み、体力を回復させて再び狙撃を再開する。


3人で狩りを始めて5分ほどたった。

突然2頭のフルフルが同時に飛び上がり、エリア1を去る。


「追うぞ!!」ティオが2人に向かって叫ぶ。


移動先は2頭とも同じで、エリア3。


全員準備を済ませ、エリア3に入る。


エリアに入り、3人はほぼ同時に驚きの声をあげた。


3人の視線の先には、さきほどのフルフル2頭と同じくらいの大きさのフルフルが5頭。


「ご、5頭!?マジかよ!?」アレキスが苛立ちの声を上げる。

だがすぐに冷静になり、ハンマーを引き抜き、フルフルの群れに向かって走り出す。


その間、ティオはずっと考えていたことがあった。

なぜ5頭も同じ大きさのフルフルが集まっているのか。

それもなぜエリア3なのか。

そう考えていて、恐ろしい見解にいきついた・・・・・


「バカッ!!アレキス!戻れ!!」ティオがアレキスに向かって怒鳴る。

その声を聞き、アレキスが足をとめる。

アレキスが足をとめるのとほぼ同時に、”どーん!!”という音が2方向から聞こえる。


5頭のフルフルの倍以上ある巨大な、フルフルが2頭・・・・


5頭のフルフルは子供、後からやってきたフルフルは親、という図式だ。


計7頭のフルフル。

今の3人の装備では勝ち目は・・・・・・ない・・・・・


絶望していた3人だったが、突然、3つの影が横から走り抜ける。

1人は太刀

1人はハンマー

そしてもう1人は、巨大な大剣


現れた3人のハンターの名は

リカ

レナ

クリフォード


ティオの姉のリカと、4冠のうちの2人が今、3人の目の前にいる。


「ほら!なにぼ~っと突っ立ってんだよ!」クリフォードが振り返り、3人に向かって叫ぶ。


あわてて、3人も合流し、計6人のハンター、それも凄腕のハンターばかりだ。


6人対7頭


数ではフルフルが若干有利だが、4冠2人と4冠の弟子が2人。実力も考慮すれば明らかにハンター側が圧倒的に有利だ。




第1章  大発生!?    完



第2章へ続く!!



どーでしたか!?

まさかのフルフル7頭!!

そしてまさかのハンター6人!!


まぁ、メンツを見ればだいたいどっちが勝つかはわかりますよね?


ではでは、SEE YOU NEXT TIME (^-^)ノ~~



 

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