こんばんわ!!
・・・・1週間に1回と自分で言っておきながら、もうこの1週間だけで3回目の連載でっす!!
それと、昨日はケッコー順位があがったんですが(200000位くらい)、今日見て凹みました・・・・
その順位とは!!300000位・・・・・・
この100000位の落差にはいったいなにがあったんでしょーか!?
不思議です・・・・
さて!!気を取り直して、連載3回目!!
今日はティオ&リカで狩りにでかけます!!
果たして倒すべき敵とは!?
どんな場所!?
えっ、新キャラ!?
その真意は読んでくれればわかりますヾ(@°▽°@)ノ
ちなみに、今回はちょっと長いです!!読む人は覚悟してください!!
ではでは、連載第3回目のスタート!!
狩人の軌跡
第2章
朝のひざしが目に染みる。そんな晴れた日。ごくごくフツーの晴れた日。
「・・・・きるニャ・・・・起きてニャ!!・・・・・ティオ!!起きるニャ!!!」耳元で大きな声で怒鳴る声が聞こえる・・・・
その重たい目を開けると、そこには、コックコートを着た3匹のアイルーとネコ武者鎧を身につけたアイルーがいた。
「う、う~ん。ふぁぁぁ~。よく寝た~!!・・・・・あっ、ピュアか・・おはよぅ・・・」普段のテンションとは違い恐ろしく低いテンションだ・・・・きっと低血圧なんだな・・・・
「おはよう、じゃないニャ!!もう11時ニャ!!ティオとリカはいつも寝すぎニャ!」とネコ武者鎧を身につけたアイルー(ピュア)は朝から(?)やけにテンションが高い。きっと高血圧なんだな・・・・
布団をたたんで起きると、もう飯の準備ができていた。黄金芋酒にギガントミート、ヘブンブレッドにソウルビーンズや幻獣チーズ、といったご馳走が並んでいた。
「うっひょ~!!うまそー!!んじゃ、いっただっきまぁ~す!!」ティオが切り分けたヘブンブレッドにかじりつこうとしたとき、
「待つニャ!!まだリカが起きてないニャ!!起きるまで待つニャ!」ピュアがそれを制止してしまった。
「んだよ、ピュア・・・リカ姉が起きるわけないじゃん!!早く喰わせてくれよ!!」ティオはよほど腹が減っているのか、余計に喚く。
「ふぁぁぁ~あ。眠い~・・・・おっ、なんかいい匂い!!早速いただくとしますか!!」パジャマのまま、目をこすり、毛布をひきずってきてるのは、間違いなくリカ・・・・いつもの鋭い眼光とは天と地の差だ・・・・
「えっ、えええええぇぇぇ!!!リカ姉が自分で起きたぁぁぁぁぁぁ!!!すげえぇぇぇぇぇ!!」朝っぱらなんだから近所迷惑になると思われるほどの大声でティオが叫ぶ!!
「リカさんが起きたのニャ・・・・自分の力で起きたのニャ・・・・」と、小声で話しているのは3匹のコックコートを着たアイルー、「デビット」「ミーシャ」「イリキ」である。
ピュアがその小さい目を限界まで見開いて驚く。
「すごいニャ・・・・・・ホントにすごいニャ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ」
いつの間にやら部屋着に着替えたリカが、
「アタシだって自分で起きる時もあるさ!!ティオは覚えてるっしょ?ほら、え~と・・・・たしか・・・」と言いながら頭を抱えて、必死で思い出そうと(記憶をねつ造しようと?)がんばっている。
『ない記憶をいくら探しても無駄だぞ!!』ティオの頭をそんな考えがよぎるが、そんなことを言ったら殴られるのがオチだから絶対に言わない。
「ほら!!今日は狩りに行くから早起きしたんでしょ?」これが、今のティオにできる精一杯のフォローだ。
「っそうそう!!ほら早く準備して、さっさとメシ喰って、喰ったらさっさといくよ!!」
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あのゴタゴタからしばらくして、2人は今、雨が降る密林にいる。
倒すモンスターは、「イャンガルルガ」
黒狼鳥と呼ばれる、鳥竜種のモンスターだ。
イャンクックの変異種とも呼ばれるが、見た目に似ている点があるだけで、戦闘スタイルは大きく異なる。
そいつを狩るのが今日の目的。
「なぁリカ姉、30分もベースキャンプにいるけど何してんの?」ティオはせっかちなので30分という待ち時間は耐えられない・・・・
「うん・・・・もうすぐくるはずなんだけど・・・・・・・・・」リカが呟く。
察するところ、誰かを待っているようだ。それにしても相手を30分、それもリカを待たせるとは大物だ。
「来た!!やっと来たか!!」リカの目が輝く。
「いや~スマンなぁ。えろう待たせてしもて。」こっちの地方の方言じゃない。どこかよその街の方言だ。
「今日、一緒に同行させていただく、リカです!んで、こっちが弟のティオ。ヨロシクおねがいします!!」リカが、学校の先生にさえ敬語をつかわないリカが敬語をつかってる・・・・驚きだ・・・
「なんや、そないに固くなる必要なんかあらへんで!!もっとフニャフニャでええよ。」と言うこの女性が背負っているのは、「夜行槌 【常闇】」と呼ばれる、ハンマーの一種で、ナルガクルガと呼ばれるモンスターの素材からつくる武器だ。
「なぁ、リカ姉、この女誰なんだよ!?」2人の会話にティオが割り込む。いつものことだ・・・
”ゴーーン!!!!!”いつもの数倍大きな音をたてて、キャップ越しにぶん殴られる。
「痛っっっっっっっったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!いてえよ!!」ティオが喚く。
「この人は!!ってかアンタもこの前力説してたでしょーが!!<狩り場の処刑人>って呼ばれてる、レナ・アシモフさんだよ!!」リカが怒鳴る。
「ってことは、このネーちゃんがレナ!?マジで!?」今までの態度を一変してティオが恐ろしく怯え始めた。
「んな怖がらんでえーよ!!さっさと狩り、いこか!」レナはティオをなだめ、指揮をとる。
『ビックリした~。まさかこんな可愛い子が<狩り場の処刑人>だったとは・・・もっとおっかない鬼ババみたいな人かと思ったよ・・・』絶対に、口が裂けても言えないことをティオは思う・・・・
「何してんの!置いてくよ!」リカの一言で我にかえる。
「お、おう。今行くよ!」あわてて2人の後を追いかける。
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ハンターたちの間で「エリア3」とよばれるエリアに到着した。レナの防具はフルフルXで自動マーキングのスキルを装飾品で発動させているため、モンスターの現在地がわかるのだ。
そのエリア3には黒い甲殻をギシギシと揺らし、毒を含んだ棍棒のような尾がついた鳥竜はいなかった。
かわりにそこにいたのは・・・・「空の王」と呼ばれるリオレウスと対をなす飛竜、リオレイアが立っていた。
「陸の女王」と呼ばれ、木と同じ緑色をした、巨大な飛竜・・・・
「なっ、なんでリオレイア!?イャンガルルガじゃないの!?」ティオとリカがほぼ同時に叫ぶ。
「あれっ、言うてへんかったか?今回、うちが受注したクエストは、リオレイアとイャンガルルガの同時討伐よ。」レナはあっさりと言う。
「マジで!?ってことは、まず最初にコイツを殺さなきゃいけないの!?」ティオが喚く。
幸い、雨の音が激しく、3人の会話はリオレイアには聞こえていないようすだ。
「ほな、いくで!!」レナは、夜行槌【常闇】をとりだし、力を溜めながらレイアへと近づく。
リオレイアの弱点は雷と龍属性だが、2人はイャンガルルガを狩るつもりだったので、水属性の武器しか持ってきていない。
だが、レナ1人に任せておくわけにもいかない。なぜなら今回の同行は、リカから申し込んだからだった。
リカはアクアガーディアンを、ティオはロイヤルエビィーガンをひきぬきリオレイアへと向かう。
2人が到着したころにはレナはちょうど最初の1発目を放とうとしているときだった。
渾身の力を込められたハンマーが、リオレイアにヒットした瞬間、リオレイアの巨体が揺らぐ。
たった一撃でリオレイアをひるませるとは、恐ろしい腕力・・・・もし、グーで殴られでもしたら、頭蓋骨陥没くらいまでいくかもしれないww
レナは体重移動をしながら、連続した打撃をリオレイアの頭にたたきこむ。
2発・・・・3発・・・・4発目にして、リオレイアがその場に倒れた。どうやら、気絶しているようだった。
そのすきを狙って、ティオも通常弾Lv3を次々と、リオレイアの胴体へ撃ちこむ。
そこへリカも斬りかかる。最初の計画とは大きく狂ってしまったが、ティオとリカが罠と閃光玉をつかって倒すリオレイアが、レナが8発目を頭に叩き込んだときにすでに2度と動かなくなっていた・・・・・
「スゲェェ!!スゴイよ!!」ティオが思わず拍手をしてしまう。
『これが、今の時代を生きる4冠の力・・・・』リカは肌寒ささえ感じてしまう、暴力的なまでの強さだった。
「さぁ、さっさと剥ぎとって、イャンガルルガを倒してまうで!!」レナは「こんなやつ、ヨユーだね」などという言葉は決して言わない。いつどんなときも全力でモンスターを倒す。それだけなのだ。
「っ!どーやら、イャンガルルガを探す手間は省けたみたいや」レナは上空を見上げ、呟く。
「ってことは!くるのか!」ティオとリカも空を見上げる。
”バサッバサッ”砂ぼこりを上げながら、ゆっくりと地上へ降り立つ黒い巨体。
イャンガルルガにしては、やけに大きい。
そう、まるでリオレウスのようだ。いや、リオレウスよりもニ回りほど大きい。
「なんだコイツ!!でかい!」リカは叫んでしまったが、レナはただただフツーのモンスターを狩るときのように、表情1つ変えなかった。
レナは、今度はなにも言わずに走りだした。つい、ティオとリカは出遅れてしまう。
イャンガルルガがこちらを振り向いたとき、ちょうど溜めに溜めたレナの一撃がイャンガルルガの頭を直撃した。
だが、さきほどのリオレイアのように巨体が揺らぐことはなかった。
ティオはロイヤルエビィーガンを、リカはアクアガーディアンをかまえ、イャンガルルガに視点を切り替える。
「はあぁぁぁぁ!!」レナの渾身の一撃がまたも頭にヒットしたにも関わらず、イャンガルルガは怯まない。
ただ、その場で回転をし、毒の尾でなぎ払おうとするだけだ。
リカはその尾を斬ろうと斬りかかる。ティオはバランスを崩そうと、脚に向かって水冷弾を撃ちこむ。
2,3分そんな状態が続いたにも関わらず、イャンガルルガは瀕死の兆候である耳をたたむことさえしない。
恐らく、体の大きさに比例して体力と防御力が通常の数倍以上はあるようだ・・・・
そこに、「みんな!!こっち!罠しかけた!」ティオの声が他の2人の耳に届く。
2人が武器をしまい、罠のほうへと駆け出す。
イャンガルルガも、口から火の玉をこぼしながらこちらへ向かってくる。
とたんにイャンガルルガの巨体が一瞬で硬直し、動かなくなった。
「今だ!!」レナの声とともに2人は再び、イャンガルルガへの攻撃を始める。
ここへきて、ようやくイャンガルルガの顔に傷がはいった。
それに、シビレ罠の効力が切れるのとほぼ同時に、イャンガルルガの巨体と宙に舞う尾が3人の視界にとらえられた。
「ギャァァァアアアァァァァァォォォォォォォォオオォ!!!」けたたましい叫び声とともに、イャンガルルガがこちらへと向かってくる。そこには新たな罠がしかけてあった。
頭に血が昇ったイャンガルルガは、気付かずに踏み抜き、地面に落ち、ネットにその巨体を絡めとられる。
レナはさらに力強くハンマーを振り抜く。リカも、気刃斬りで斬りつける。ティオも負けずと、水冷弾の速射をやめない。
落とし穴に落ちたイャンガルルガは動かなくなった・・・・・
「やった・・・のか・・・・?」ティオは半信半疑になっていた。なにせ、あのレナの打撃を浴びても平気だったのだ。
全員の攻撃の手が一瞬止まる。
その瞬間、イャンガルルガは突如動き出し、罠を脱出。飛び去っていった・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・辺りに沈黙が続く・・・・・・・・・・・・・・するとその沈黙を破り、
「し、死んだふり!?」リカが驚きの表情を隠せないような口調で言う。
「いや、違う。あれは一回で脱出するために、力を溜めてただけだ。」レナが冷静に言う。
「逃げられたの?」ティオも会話に参加する。
「いや、体を休めにいっただけだ。・・・・・・エリア7だな。」とレナ。
「よし、いこう!!あとちょっとだ!」ティオが張り切る。
第2章 完
第3章へと続く!!
どーでしたか?えらい長くなった第2章だけではイャンガルルガとの決着はつきませんでした!!
最強のハンマー使いレナたち(主人公はティオですぜ)VSイャンガルルガ!!
この対決の続きは第3章で!!
引き続き、リクエスト募集中!!
ちなみに、今回、俺の友達の名前がでてきましたよ!わかりましたよね?
ではでは、SEE YOU NEXT TIME (^-^)ノ~~