変なテーマにして申し訳ありません。
頚髄・脊髄損傷になり、自分と同じ損傷レベルでどのようなことができるのか?(結果の話)
また、どのようなことをしてきたのか?(プロセスの話)
これを間近で知る機会がないと痛感しています。
ある時期に、頚損歴が数十年の方で、業界ではスーパー頚損と呼ばれるかなり動ける方がいました。
その方の動きの美しさを見て、頚損脊損歴1年未満の人は驚愕します。
そして、みんなその方と話をして、どのように動いているのかを質問し、話しているうちに目標となるのです。
最近の医療機関はあっという間に退院で、同時期に入院した当事者と関わるのみで、上下のつながりに欠けます。
地元に帰ると、さらに当事者同士の関わりが減少して、どのような生活をしているかを知る機会が全く失われてしまいます。
これでいいのかなぁと感じるのは私だけでしょうか?
通常の社会は、経験者が未経験者を育成するものです。脊髄損傷の当事者は専門家と呼ばれる非当事者が中心に入院リハビリによって経験を積んでいきます。
現状の医療制度では仕方がないことかもしれませんが、われわれがこれから行う事業においては先輩当事者と後輩当事者の交流が当たり前となるよう、専門職に限定されぬよう機会を設けたいと強く感じました。