頚損で特にC6の方は自動車への移乗や運転が可能となりますが,その後の課題として多いのがパーキングチケットを取る,入れるという動作です。
多くの方は,ホーンを鳴らしたり,近くのスタッフに声をかけることが多いと思います。
ただ,やっぱり自分で取れるといいですよね。
頚損の方がパーキングチケットが取れない理由は主に2つ。
①チケットまで届かない (リーチの問題)
②チケットが取れない (テノデーシスを利用したつまみの問題)
他にも細かいことはあるのですが,この2つを解決すると自分でチケットが取れそうですね。
解決策としてまず1つ目の提案です。
頚髄損傷の方は医師の意見書があれば,上肢装具または把持装具として保険を利用した装具の作成する方法です。
この方法は,専門的な医師と療法士と義肢装具士の3つがそろって初めて効果的な方法なので,脊髄損傷の専門リハ施設のみでしょう。
パーキングチケットを取る装具がほしい当事者の方は,まずは担当のセラピストに相談してください。
即答できなければ,経験がないと困難なので,効果的な装具を作成するのは期待できないかもしれません。
写真がないのが申し訳ないのです。
もう一つの方法です。
作業療法士らしい方法ですが,トングを活用します。パスタややさいを食べるときにでてくるヤツです。
時々,トングをまとめるワッカがついてきますよね。あいつをぐっと押し込んでパーキングチケットを取るのです。
作成するのはコツがいるので,こちらもお近くの作業療法士や福祉用具プラザで福祉用具をタダで作成してくれる団体に依頼するといいと思います。
頚髄損傷.comもよろしくどうぞ。
いつかパーキングチケットについて写真つきでアップしたいですね。