最近の病院は個人情報保護が厳格化されて入院患者同士での交流が非常に少ないです。
スタッフが交流を促進しないと,少し話すが退院したらそれまでという関係が多いのではないでしょうか?
頸損連がほとんど機能していない現在では入院患者同士での横のつながりが,退院後の貴重な情報交換の場になります。
ほどんどの方が各地域に戻られてから,情報が入らないことを嘆きます。
よって,私は患者同士の交流が少ない状況は,好みません。(病院は私が交流を進めるのを好みません)
リーダー的な人,行動的な人,人が集まりやすい人を見つけては,
「あなたなら○○さんを変えることができる」
「あなたなら皆を勇気つけることができる」
などと伝えて,輪を広げて小規模の食事会やリハビリ後の雑談をしています。
私が担当する行動的で前向きな若者にそんなことをしていたら,どんどん輪が広がって入院の方の半数以上とご家族さんが参加する食事会を開催するまでに拡大しました。
私としては退院後の交流につなげようと,メール交換をすすめてもいたので,交流はどんどん深化。
その彼が短期間でエンパワメントしていく姿が支援者として最も幸せな時でした。
リハビリ入院での個人情報保護なんて誰のための個人情報保護だ!
患者さんじゃなくて,病院のための個人情報保護じゃないか!!
どんどん情報交換して,当事者同士でのピアカウンセリングを推し進めたいですね。
同時期に同じ疾患で入院した奇遇の友です。縁を大切にしたいですよね。