頚髄損傷の方が脳卒中や骨折を専門とする回復期リハビリ病院に入院すると・・・・というテーマです。
頚髄損傷の方が頚髄損傷の専門的リハ施設に行かずに,脳卒中や大腿骨頚部骨折の方が中心の回復期リハビリテーション病棟へ入院することがあります。
私の施設においても一般の回復期の病院に行ったが,やはり対応できず,というか上手くいかず,はちゃめちゃな状態で入院してきます。
もちろん,当人には決して
「一般のリハビリ病院に入院するより頚髄損傷のリハビリ病院に入院した方が良かった」などとは言いません。
実は最近,頸髄損傷の方で急性期病院1か月⇒一般の回復期病院4か月⇒当該施設という方が入院してきました。
C6レベルなのに食事さえ全介助,なぜかバランサーを使用していたり,痙縮があまりにも亢進していたり,褥瘡を繰り返してお尻が変色していたりなどなど・・・
365日体制で1日2時間以上のリハビリを一生懸命受けていたようです。
担当セラピストは一生懸命に対応してくれていたので,その頚髄損傷の方は担当セラピストに対して何の疑いもなくリハビリを受けていて信頼していました。
知らぬが仏といったことろでしょうか・・・
回りくどく言いましたが,急性期の病院が終わったらすぐに頚髄損傷の専門病院に行きましょう!遠くてもです!
ほとんどのケースが,家族が近くて見舞いに行きやすいからという理由から近くのリハビリ病院を選択したくなります。
ざっくり言うとやめましょう!
一般のリハビリ病院では頚髄損傷の方は対応できません!
一般の回復期リハビリ病院では頚髄損傷の方を担当したことがほとんどないのです。きっと第1例目になるでしょう。
やはり,最低で10例以上の経験と5年以上がないと,その方の人生に重大にかかわるようなマイナス因子になります。
当該施設でも回復期リハビリ病院を育てるために頚髄損傷の方を敢えて転院させていたことがありましたが,全敗でありその後の対応が大変なので中止しました・・・
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