膀胱瘻についてです。
頚損の方でC4、C5の方や高齢の方の重要な選択肢です。
まず、膀胱瘻というのは、名のごとく膀胱に穴をあけてカテーテルを膀胱に通して排尿するものです。
膀胱瘻の特徴は尿道留置カテーテルと比較対象にされます。
尿道留置というのは、たぶん頚損・脊損の方はケガをした直後に閉尿するため、これを経験されているので詳細は割愛します。
尿道留置の最大の問題点は尿路感染です。
なぜ感染するかというと、カテーテル交換、カテーテルと尿道の隙間を細菌が侵入、排尿バックの排出口から感染、カテーテルと排尿バックの接合部からの感染などがあります。
尿道留置カテーテルの場合は感染が必発します。また、尿路結石の可能性が高くなります。
よって、可能な限り早期に尿道留置カテーテルから別の方法にすべきと言われるのです。
(ある医師からの情報ですが、近年は清潔を保つことができれば、尿道留置カテーテルが悪とは言い切れないという話でした。)
話を戻して膀胱瘻の最大の欠点は膀胱瘻のカテーテル交換のための月1回の受診です。
膀胱瘻は泌尿器科の医師が月に1回カテーテル交換を行うのが基本であり、住まいの近隣に膀胱瘻のカテーテル交換をしてくれる病院がなければ、カテーテル交換のために遠方の病院へ受診しなければならないというハードルがあるからです。
このハードルがクリアできるのであれば、自己導尿が困難の方は膀胱瘻になる可能性が高いです。
なお、正確には専門の医師の判断が必要なので、この情報のみで自己判断されないようご注意ください。
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