膀胱を叩く排尿方法について | 頚髄損傷.comのブログ

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頚髄の不全損傷のある方がおしっこがでそうだから、お腹を叩いておしっこを出したいと言っていました。



すぐさま「膀胱が変形して、年を取ったらややこしいことになるからやめろ」と私は下記の文献とともに伝えました。


http://www.luts.gr.jp/pdf/sekison_guideline.pdf#search='%E6%85%A2%E6%80%A7%E6%9C%9F%E6%8E%92%E5%B0%BF%E9%9A%9C%E5%AE%B3'


若い頚損の方で陰茎の感覚があるため、カテーテルの挿入は避けたいと考えるのは当然であり、自然排尿を目指したいと思うのは自然です。



また、彼の周囲の方は排尿時に叩いているという情報があったようです。



しかし、排尿障害は素人考えでいくと、後戻りができないような状態になります。



膀胱は叩いていると変形します。変形すると様々な問題を引き起こします。

変形の写真や合併症が記載してあるので、見てください。

http://www.kanariha-hp.kanagawa-rehab.or.jp/spinal-cord-injury/spinal-cord-injury3



自己排尿に希望を持つということと、正しい排尿方法を選択するということは相反することがあるかもしれませんが、近い将来だけを見るのではなく、自分が年を取った時にどのような不利益がでるのかを、泌尿器やリハビリ科の医師と相談のうえ、決めて下さい。



それでも、その彼は叩くことに執着しています。



彼は排尿だけではなく、他の色々なことにも執着しています。



意欲があるからこそですが・・・



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