身の回りのことが介助となる方の介護について | 頚髄損傷.comのブログ

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頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

以前にも介護は誰がするかというテーマで話をしましたが,最近また医師や看護師や頚損の方のご家族と介護について話をする機会がありました。




まず,身の回りのことが全介助である頚損の方がいます。



病棟では非常に介助量が大きく,看護業務が大変なようです。(病院は完全看護といって、介護士ができる業務も看護師が請け負っています。)



数か月後には自宅退院となる予定ですが,ご両親はともに働いており,簡単には病院へ来院できません。



そうするとある看護師が,



「○○さんの家族は全然病院に来ない、介護について知らないのに,家に帰ったら家族が介護ができないで困る」



「家族に自分たち(看護師)がどれだけ介護をしているか一日のスケジュールを1週間分書いて,それをお母さんに手渡し,自宅でどれだけ介護時間がとられるか知ってもらおう。」



「仕事を続けるのは無理だから,辞めてもらおう」




介護は家族がしないといけないと病院スタッフのほとんどが考えているのです。



介護をしたい人はすればいいが、基本的には介護は家族がするべきと決めつけるものではない。



本人と家族とが、どのような社会的サービスがあって、どの程度受けられるのかなどの情報を十分知ったうえで決定することです。



家族介護を強要することは、当事者や家族の権利侵害です。



介護は当事者だけのことではありません。社会全体で支えあうという認識を持ちたいものです。



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これは看護師批判だけでは済みません。社会問題でもあるです。


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