頚損・脊損では大きな関節や筋肉に異所性骨化といって、本来は骨にならない部分に骨ができてしまう症状です。
正確な原因はいまだ不明ですが、リハビリ業界では暴力的な関節可動域訓練が原因の1つではないかと考えています。
頚損・脊損は関節や筋肉の柔軟性が重要だと認識してくれる急性期病院のセラピストがグイグイとストレッチをするのです。
良かれと思って実施したリハビリが逆に悪さをしてしまいます。
個人的には、暴力的な関節可動域訓練を継続して行うことですべての方が異所性骨化になるとは思いませんが、影響がないとも思っておりません。
さて、異所性骨化が生ずると非常に対応が困難であり、有効な薬物治療もリハビリもありません。
一度、異所性骨化が生じると、骨化部分に対する刺激の強い運動や負荷を避けるため、積極的な介入が実施しにくくなります。
しかも、骨化はゆっくりと進行し、いつ骨化が止まったか分かりにくいため、そうとうやっかいな症状です。
異所性骨化が解明されることを待ちましょう!
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