頚損・脊損の性(活動)について part3 | 頚髄損傷.comのブログ

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頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

頚損・脊損の性についてのつづきです。





体位

  体位はベッド上での女性上位と車いす上での女性上位が一般的です。四つ這いがと 

  れそうな不全の頚損・脊損の方はバックも可能の場合があったり,対麻痺の方は手

  を活用すれば環境次第で正常位も可能です。

  




血圧

  性行為では血圧が乱高下します。起立性低血圧のある方は,昇圧剤を服用している 

  方もいらっしゃいますし,勃起障害に対する薬物療法で血圧が高くなっていること

  も考えられます。


  若年の方は先天性の動脈瘤でもない限り,血圧は問題ないと思いますが,中年以降 

  の方は,服薬量と興奮状態で血圧が収縮期で200mmhgを軽く超えますので,医師に

  相談する必要があると思います。





満足度

あるデータでは性行為の満足度が病前と同様であったのは約10%という報告があります。これは頚損・脊損が勃起・射精障害、運動機能障害による動きの制限、感覚障害による性的感覚の低下、失禁など障害が多岐にわたるからでしょう。



さて、満足度はあなたの満足度と相手の満足度があります。相手の満足度は相手の好みによって変わりますが,単純に挿入時間と激しさによるものではありません。


もし,あなたが愛情を持って前儀を楽しむのであれば,挿入の量と質を別にしても相手の満足度は高まるものです。作為的な風俗ビデオを参考にしすぎないでください。

の点は書籍として「スローセックスのすすめ」などを読むと参考になると思います。あなたの満足度は,以前に性行為の経験があるなら,どうしても以前との比較になってしまいます。男性はモノの感じ方と相手の感じ方によって,満足度が変わるようです。


よって,モノの感覚がない場合は,自分の満足度が低下することがあります。今までとは違った楽しみを見出していくことが必要かもしれません。








非常に記載しにくいことが多数ありますので,私のウェブサイト 頚髄損傷.com で相談してもらっても構いません。






私が男性の頚損・脊損の方に知ってもらいたいのは,障がいをもって例え勃起や射精ができなくても,満足感が得られる性活動は十分に可能であるということです。少なくても私の周りは以前とは違う性行為を満喫しています。







もちろん,子どもをもつこともです。



頚損・脊損の方の女性の出産も支援できる専門家がいれば,十分に可能な時代です。

女性の出産は経験のある産婦人科にしましょうね。








専門家と良く相談の上で,納得できるご決断を願っております。



私のウェブサイト


頚髄損傷.com


こちらもよろしくお願いいたします。



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