車椅子の作成についてが中途半端だったので、追記です。
まずは背もたれの素材。
一般的には布製かジェイのような硬い素材です。
布製ではベルクロの調整が重要です。どうやって背張りといって、たくさんある背張りをするのでしょうか?私は感覚的に背張りをするのですが、注意するのは本人の安楽さと車椅子駆動時の安定さで決めます。
もちろん骨盤の傾きも重要視しますが、骨盤を寝かせる(仙骨座り、王様のようにふんぞりかえる座り方)もある一定まで許容しています(骨盤を寝かせることで生じる腰部の血液循環と圧を評価します)。
ジェイバックは個人的には好きなのですが、皆さんに注意点を知ったうえでです。
好きな理由は、やはり姿勢が安定するということです。布製の背張り調整では、得られない反力があり車いす駆動時や車いす上での動きのときには非常に役立ちます。
見た目もよいです。
①車の上部に車いすを格納するキャリアをつけるかたは、ジェイバックを外す必要があります。
ホームページでは簡単に外せるということが書いてありますが、自分でしっかりと確認してください。
②頚損で身体障害者手帳で体幹障害がないと補助がおりません。一般的に身体障害者手帳で車いすを作成するときにはジェイは難しいと言われています。ただし、民間保険がファンドの場合は作成できますよ。
補助がおりるかは、車いす業者さんに確認を取ってください。
背もたれの高さ。
一般的には肩甲骨の下にしますが、本当に人それぞれの身体機能や能力によって変えます。
車椅子で安定した姿勢がどれだけとれるか、また動けるかがポイントです。
しっかりと車いす上で動くリハビリをしたうえで背もたれの高さを決めてくださいね。
首から上しか動かないから、背もたれは頭部までというように、安易に決めてはいけませんよ。
体幹の筋肉がないことで、頚損・脊損の方の中には側わんといって、背骨の並びがまっすぐではなく、曲がることがあります。
そのような方にはラテラルサポートといって、車いすの支柱に体が傾かないように付属品を付けられます。ただ、こすれて褥瘡になる方を数名ほど経験していますので、これも試用してから購入にした方が良いです。
また、車いすクッションを利用する方法もありますよ。
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