疲れた女性 | 無外流居合兵道 形山会広報担当の色々あれこれ?
終電間際の電車に飛び乗る。
何故か運よく座る事が出来たそんな月曜、
ホームを離れた電車は闇に溶け込む。
程良く暖房の効いた車内は、今日一日の労働を
終えた人々を夢の世界へと誘うのだった。
三つ目の駅を出たあたり、若い女性が寄りかかる。
こんな事態は何年ぶりの事だろう・・・。
ほのかないい匂を醸し出す彼女は、明らかに若い。
多分、うちの娘と同じ年頃ではあるまいか。
当然ながら社内の視線を感じずにはいられない。
彼女を起こす事に戸惑いを感じる。
終点まであと二駅に着いた時、彼女は不意に
車外へと立ち去って行ったのだ。
この肩に残る温もりは、一体何だったのだろう。
人の心に温もりを・・・残していけたら。


