令和2年5月1日の緊急事態宣言期間中、黒田市政はゆうゆうバスを廃止し、高齢者の足に痛打を与えました。

 令和3年7月頃から、黒田市政は、106名の高齢者の雇用の場、生きがいの場としてシルバー人材センターが管理してきた駐輪場を突然公募に付すべく選定委員会を開始しました。その後、京都市都市整備公社が管理者として選ばれました。
5年契約
シルバー人材センター353,925,000円
京都市都市整備公社 314,985,000円
※月ベースでは約65万円の経費削減



 令和3年11月10日、交野市議会全員協議会にて説明がありましたが、私は、このコロナ禍で、高齢者の雇用の場や生きがいの場まで奪うのかと激しく抗議いたしました。
 令和3年11月29日、議会の議決を求める議案が上程されました。私は、突然、公募に付した経緯と高齢者へのフォローについて質しました。
 令和3年12月9日、人員配置にて、責任者1人→1人、事務所13人→2人、その他92人→22人、と81人も削減することが判明しました。月約65万円の経費が減りましたが、結果、81人もの高齢者の雇用の場や生きがいの場まで奪うことにつながります。また、定期使用はQRコード読取→必要事項入力→口座引落に変更することが判明しました。
 私は、交野市が高齢者の足に痛打を与えるだけでなく、高齢者の雇用の場や生きがいの場まで奪うのかという怨嗟の声まで聞いております。そもそも、駐輪場は、駅利用者の利便性の確保と高齢者雇用や生きがい確保の絶妙なバランスで長年運営されて参りました。そういったことを考慮せずに現場で働く高齢者の理解を得ずに進める行政運営は、ゆうゆうバスの廃止とまさに同じ手口と言わざるを得ません。
 令和3年12月22日、私は反対しましたが、賛成9、反対4で交野市議会で議決されてしまいました。
 令和4年4月から指定管理者が変更し、定期使用はインターネット等での支払に変更されますが、令和4年4月3日までにQRコードのリンク先に①メールアドレス、②定期駐車券番号、③姓、④名、⑤姓(カナ)、⑥名(カナ)、⑦郵便番号、⑧住所、⑨電話番号(スマートフォン)、⑩車種、11定期種類、12区分、を登録する必要があります。ご高齢の交野市民や障がいのある交野市民が利用できるのでしょうか。

 令和4年4月27日から28日にかけて、駐輪場で一時利用のラック式、入り口に門を設置するゲート式、での駐輪場管理が始まりました。

ラック式

ゲート式


 令和4年5月23日、交野市駅前と星田駅東でのゲート式での駐輪場管理が始まりました。すると、星田駅東では、これまでシルバー人材センターの方が空いた駐輪スペースを活用して収容台数以上に駐輪していた40台以上の自転車が満車のため駐輪できなくなりました。ゲート式のため、シルバー人材センターの方のような柔軟な対応ができないからです。駐輪できなくなった自転車の中には、近くのファミリーマート等に無断駐輪された自転車までありました。無断駐輪されたファミリーマートは、当該自転車を敷地外に移動させました。すると、当該自転車は、無断駐輪として紙が貼られていました。


 令和4年6月27日、駐輪できなくなった自転車が周辺の駐車場に無断で駐輪されていることまで発覚しました。