平成29年1月20日、交野市役所は、耐震性があり、さらに実質負担26.7%の長寿命化が可能であるにもかかわらず、くらやま幼児園を郡津財産区の土地である今池を埋め立てた上で移転することを公表しました。
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しかも、今池を埋め立てても常時満水なので、下流域の浸水被害に影響しないと回答しました。
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 しかし、ため池には多面的機能があり、灌漑期の満水時であっても雨水の流出のピークを低減させる機能を有します。また、非灌漑期には多くの雨水を貯留する機能を有します。

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 平成29年1月28日、郡津4丁目の住民による集会で、今池を埋め立てることに明確な反対が示され、今後、署名集めが行われることが決まりました。
 平成29年1月29日、郡津5丁目の住民による集会で、今池を埋め立てることに明確な反対が示され、今後、署名集めが行われることが決まりました。
 平成29年2月1日、今池を埋め立てることが郡津1丁目の住民の怒りに火をつけました。
 平成29年3月2日、郡津5丁目の住民が今池を埋め立てることに反対する署名を提出しました。
 平成29年3月6日、郡津4丁目の住民が今池を埋め立てることに反対する署名を提出しました。
 平成29年3月9日、交野市議会3月議会で追及しましたが、交野市役所は、今池の埋め立てによる下流域への影響について明言を避けました。
 平成29年11月13日、今池を埋め立てることについての郡津の住民説明会の資料を入手しました。約14000平米ある今池の2つの池のうち、東部分を郡津区から購入して全て埋め立て、二中のテニスコートが違う方向に向いているのを同じ方向に並べ替え、くらやま幼児園を移転し、郡津公園を整備し、西部分も郡津区所有のまま約40パーセントを埋め立てることが判明しました。この時点で、二中のテニスコートの向きを変えて何がしたかったのか不明です。
 なお、交野市役所は、郡津財産区に用地費として約5000万円支払い、工事費として約2億2500万円負担しています。
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 令和4年4月1日、郡津公園がオープンしましたが、遊具も何もありません。黒田実交野市長は、何がしたかったのでしょうか。なお、郡津の住民による署名等が影響したのか、郡津公園内に約300立米の窪地が整備され、一時的に雨水が下流に流れない構造になりました。
 しかもその上、くらやま幼児園の移転予定地について、令和4年度に移転費用が計上されず、また、いつ移転するかも明示されず、草刈代約30万円が計上されました。

同じ方向になったテニスコート

遊具のない郡津公園


草刈代30万円のくらやま幼児園移転予定地

 令和4年11月15日より、森北にあるかいち幼稚園の建替のための仮園舎用地として約1年半利用されます。くらやま幼児園移転予定地として今池を埋め立てる覚書を締結すること、かいち幼稚園の仮園舎用地として利用すること、は、黒田実前交野市長時代に決められたことです。なお、当時も現在もくらやま幼児園の移転の財源を確保できていません。