被災された交野市民の方に心よりお見舞い申し上げます。
1.はじめに
平成29年8月6日午後4時ごろ、交野市を線状降水帯による豪雨が襲い、いつものとおり、交野市内各所の河川が氾濫して床上浸水等の被害が発生いたしました。
平成29年8月7日、台風5号がかなり接近しました。
2.交野市役所の動き
(1) 平成29年8月6日
①交野市危機管理室
豪雨が上がった午後5時10分になって交野市危機管理室職員1名が出勤したものの、危機管理室をカラにして交野市内の見回りに行きました。結果、危機管理室は終始からで機能せず、ホームページに何も情報が上がらず、防災無線は使用されませんでした。
②交野市長
交野市内で浸水被害が生じ、午後4時10分には浸水被害の切実な相談が寄せられているにもかかわらず、祭りへの出席を優先し、災害対策のための会議を招集しませんでした。
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③交野市都市整備部土木建設課
職員2名が出勤し、見回りにあたるなどしていました。私は、適切な対応をしていたと考えております。
④交野市都市整備部農政課
平成29年4月の機構改革までに水利組合への水門開門依頼の業務の引継を都市整備部土木建設課から受けるべきであったにもかかわらず、受けていなかったことから、水門開門依頼をしませんでした。
(2) 平成29年8月7日
①交野市危機管理室
適切に対応していたと考えます。
②交野市都市整備部土木建設課
適切に対応していたと考えます。
③交野市都市整備部農政課
今更ながら水利組合への水門開門依頼の業務の引継を受け、各水利組合に水門開門を依頼しましたが、台風接近中であったため、水利組合の方々を危険にさらしました。
3.山本けいの動き
(1) 平成29年8月6日
私は、被災された交野市民の皆様の下へ直接お見舞いにお伺いするとともに交野市役所に代わり、情報収集や情報発信に努めました。そのため、当日開催の祭りへの参加を見合わせました。
(2) 平成29年8月7日
私は、交野市都市整備部土木建設課に要望中の浸水対策を早急に実施することを要望しました。また、危機管理室をカラにした交野市危機管理室や浸水被害にあった交野市民よりも祭りを優先した交野市長に交野市企画財政部秘書広報課を通じて抗議しました。なお、交野市企画財政部秘書広報課は、祭りは公務であり、連絡が取れるようにしていたと主張しております。災害時でも、連絡が取れるようにしていれば、祭りに行っても、飲みに行ってもいいのでしょうか?私は、災害対応を優先すべきと考えます。私は、その後も情報収集や情報発信に努めました。
(2) 平成29年8月8日
浸水被害を被った交野市民の方と今後の対策について協議しました。
4.降雨
(1) 平成29年8月6日
倉治 連続7mm 7mm/時(16時~17時)
森南 連続34mm 19mm/時(16時~17時)
妙見東 連続30mm 18mm/時(15時~16時)
星田西 連続12mm 12mm/時(15時~16時)
※15時40分〜16時10分に豪雨が集中
(2) 平成29年8月7日
倉治 連続84mm 14mm/時(20時~21時)
森南 連続60mm 15mm/時(20時~21時)
妙見東 連続61mm 14mm/時(20時~21時)
星田西 連続59mm 11mm/時(20時~21時)
※大阪府では、交野市内で管理する河川の洪水リスクについて開示しております。どの地域が洪水の被害にあう可能性が高いかを示しておりますので、お役立てください。画像をクリックすると詳細を見ることができます。
5.土砂災害
(1) 平成29年8月6日
なし
(2) 平成29年8月7日
なし
※大阪府では、交野市内の土砂災害特別警戒区域と土砂災害警戒区域について開示しております。どの地域が土砂災害の被害にあう可能性が高いかを示しておりますのでお役立てください。
6.警報
(1) 平成29年8月6日
線状降水帯による豪雨のため気象庁による各警報の発令が間に合いませんでした。
(2) 平成29年8月7日
気象庁から大雨、洪水、暴風、の各警報が一時発令されました。
7.被害の状況
(1) 平成29年8月6日
次の箇所で被害が生じました。
①府道交野久御山線京阪高架下付近
②天野が原町2丁目12番13番付近
④私部2丁目14番17番23番27番
⑤私部4丁目21番23番32番33番付近
⑥郡津4丁目郡津小学校西側
⑦郡津5丁目24番25番付近
⑧森南1丁目20番付近
交野市の駐輪場だった所からの排水がうまく流れずに、結果、2店舗床上浸水しました。
(2) 平成29年8月7日