交野市教育委員会は黒田実交野市長が同席の下、「架替」を約束したにもかかわらず事実上約束を反故か
これまでの経緯
平成26年2月ごろ、長宝寺小学校そばの私部4丁目・郡津4丁目免除川にかかる人道橋(橋長8.8メートル、幅員3.4メートル)の私部4丁目側では、東大阪のある会社が生活道路として利用されている私有地にフェンスを置いて閉鎖し、付近の住民らの通行を妨害し、私部西や梅が枝から通学する長宝寺小学校の児童は、う回せざるを得なくなりました。
平成26年8月、ある会社の社長らが往来妨害の疑いで逮捕され、フェンスが撤去され、私有地が交野市に寄付され、自由に通行できるようになりました。しかし、近くに別の地権者の私有地があり、その地権者との協議のため、交野市教育委員会は通学路認定をせず、長宝寺小学校の児童は、う回路を通ったままでした。
平成28年1月、私有地であっても、生活道路であると認定される場合には、通行することに何ら問題なく、その地権者が通行を妨げた場合、往来妨害罪が適用されることから、私は、通学路として認定しない弱腰な交野市教育委員会に抗議いたしました。
平成29年2月13日、交野市教育委員会は、人道橋の橋梁点検の結果を受け、人道橋を通行止めにしました。橋梁点検では、「健全」、「予防保全段階」、「早期措置段階」、「緊急措置段階」の4段階で、構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態にあたる「緊急措置段階」と判定されました。人道橋が、補修、補強、撤去、架替、のいずれになるかは未定です。
平成29年3月9日、人道橋を取り戻すため交野市議会3月議会で質しましたが、交野市教育委員会は明言を避けました。
平成29年5月、人道橋をつぶされると危機感を抱いた梅ヶ枝区は、交野市教育委員会に人道橋の修繕と通学路を元に戻すよう求めました。
平成29年6月13日、「学校規模適正化基本方針」にあわせて人道橋がつぶされると危惧した私は、人道橋を取り戻すべく交野市教育委員会を質しましたが、交野市教育委員会はまたもや明言を避けました。
平成29年9月19日、交野市議会9月議会で質したところ、地域住民の方々のご協力により、「架替」と答弁しました。さらに私は、通学路を取り戻すべく、民法第280条が規定する埋設管や進入路を利用する地役権を設定登記するよう求めました。
平成29年10月26日、交野市議会決算委員会で、民法第280条が規定する埋設管や進入路を利用する地役権の登記が絶対的登記事項であるにもかかわらず地権者に設定登記を求めない交野市役所を不動産登記法違反の疑いで徹底的に追及しました。たまりかねたのか、交野市役所は、当該土地を買収すると答弁しました。
平成29年11月8日、交野市教育委員会は、「市の内部で調整」と人道橋に掲示してました。「架替」と答弁したのは二枚舌だったのでしょうか。
平成29年12月1日、平成29年12月4日〜15日の人道橋の撤去が掲示されてましたが、「架替」になってました。
平成29年12月4日、人道橋の撤去が始まりました。
交野市教育委員会は黒田実交野市長が同席の下、「架替」を約束したにもかかわらず事実上、約束を反故にしておりますので、私は、人道橋だけでなく、元の通学路を取り戻します。