郡津4丁目24番及び25番、郡津5丁目36番、は、周辺より低いことから、河川の氾濫した水や雨水管を逆流した水がたまり、床上浸水に近い床下浸水の被害に見舞われております。そのため、私は、住民の皆様から相談を受けましたので、ある建設コンサルタントに現地を確認してもらいました。
郡津4丁目24番及び25番
ある建設コンサルタントによると、郡津4丁目24番及び25番で幅約1.5メートル×深さ約1メートルある川と郡津4丁目34番で幅約1.5メートル×深さ約1メートルある川とが合流し、府道18号高架下で幅約3メートル×深さ約1メートルの川になります。
流域面積を50万平米、遅滞係数を宅地の土地利用が多いことから0と仮定し、大阪府が当面の治水目標として設定している時間雨量50ミリ対策を実現するとなると急流河川と同程度の秒速2.3メートルの流下速度が必要になります。
50万平米×0.05メートル÷3平米÷3600秒=秒速2.3メートル
しかし、郡津4丁目24番及び25番の海抜が約18メートルで川底の海抜が約17メートルに対し、合流後の府道18号高架下の海抜が約20メートルで川底の海抜が約18メートルであり、下流の方が高くなっていることから、秒速2.3メートルの流下速度を確保することが困難です。
したがって、府道18号の川底を掘削する必要があります。
郡津5丁目36番
ある建設コンサルタントによると、①緑部分の逆流防止弁追加設置、②緑部分の堤防のかさ上げ、③赤部分の逆流防止弁設置、④赤部分の堤防のかさ上げ、を暫定対応としてすべきとのことでした。堤防のかさ上げにより河川の氾濫リスクを減らし、逆流防止弁により周辺より低い郡津5-36への逆流を防ぎます。
しかし、逆流防止弁を設置すると、郡津5丁目36番の雨水が河川に流れずにたまってしまいます。そのため、雨水タンクの設置が必要になります。また、かさ上げした堤防を越える大雨の対策をする場合、京阪高架下西側に傾斜があることを利用し、京阪高架下から川底を掘削する必要が生じます。
平成29年3月2日、郡津5丁目の住民が浸水対策を求める署名を提出しました。
平成29年3月6日、郡津4丁目の住民が浸水対策を求める署名を提出しました。
平成29年3月9日、交野市議会3月議会で追及しましたが、交野市役所は明言を避けました。