1.はじめに
6月23日未明、交野市内各所の交野市が管理する河川が氾濫して被害が発生いたしました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は、午前3時に起床し、情報収集と情報発信に努めました。
2.降雨量
倉治 103mm 58㎜/時(午前3時~4時)
森南 94mm 54㎜/時(午前3時~4時)
妙見東 80mm 40㎜/時(午前3時~4時)
星田西 77mm 37㎜/時(午前3時~4時
3.被害の状況
(1) 床下浸水
①森北1丁目 2軒
被災された方々をお見舞いの上、さらなる対策を実施するよう交野市に要望予定
②寺4丁目 1軒
③倉治7丁目 1軒
※大阪府では、交野市内で管理する河川の洪水リスクについて開示しております。どの地域が洪水の被害にあう可能性が高いかを示しておりますのでお役立てください。画像をクリックすると詳細を見ることができます。
(2) 道路冠水
①府道交野久御山線京阪高架下
交野市への要望により先年実現したかいち幼稚園前貯留槽設置により被害が軽減
②森南1丁目付近
JR河内磐船駅近くの道路が冠水さしました。7月2日、現地調査したところ、3年前の水害対策時に逆流防止弁を設置せず、結果、雨水が逆流していたことが判明しました。また、水害対策箇所の上流の対策が未実施で、結果的に雨水があふれたことが判明しました。
③郡津4丁目郡津小学校付近
④郡津5丁目郡津駅付近
⑤星田7丁目高岡幼稚園付近
※私部西2丁目第二京阪国道高架下は、交野市への要望により実施したにしゃべ川ポンプ場かさ上げ工事により道路冠水せず
(3) 土砂災害の状況
累積降雨量がそれほど多くなかったことから、発生しませんでした。
(4) JR学研都市線の運転停止
JR学研都市線の河内磐船駅~津田駅、が約半日にわたり運転を見合わせました。6月26日、現地調査に参りましたところ、神宮寺のぶどう畑から西方向に寺4丁目と神宮寺1丁目の間を通っている水路が、突如、JR学研都市線踏切付近でほぼ直角にまがり、JR学研都市線沿いに、南西方向に進みます。急な方向転換をする水路であるにもかかわらず、堤防は十分な高さがありません。このような水路の設計上の問題により、当該箇所のみ水があふれ、線路内に浸入し、約半日にわたり運転を見合わせることになりました。交野市役所にたいして、堤防の改修工事等求めて参ります。