1.はじめに
 交野市役所は、「交野市の予算と財政のはなし」を作成していますが、交野市役所にとって、「不都合な」はなしを省略しております。私は、交野市役所が真実を説明し、反省し、謝罪すべきと考えます。

2.「不都合な」はなし
 平成12年度までの北田輝雄市長時代以前、交野市役所は、土地開発公社に何百億円もの土地を買わせ、まともな土地ばかりを買い戻し、まともでない土地をあまり買い戻しませんでした。まともでない土地を表面化させないためとしか言いようがありません。
 平成26年度までの中田仁公市長時代、交野市役所は、借金をして売却不可能な土地ばかりを買い戻し、一般財源で売却可能な土地をあまり買い戻しませんでした。土地開発公社の借金を最大限減らすのが目的であり、交野市の総負債を減らすという観点はなかったとしか言いようがありません。
 本来であれば、北田輝雄市長時代にまともでない土地を買うべきではありませんでした。また、中田仁公市長時代に売却可能な土地を地価が高いうちに一般財源で買い戻し、できる限り売却し、交野市の総負債を減らすべきでした。それらのことをしなかった結果として、現在、交野市の年間予算のうち、約14億円が土地がらみの借金の返済に充てられています。交野市役所は、こうした「不都合な」はなしを交野市民の皆様に説明し、反省し、謝罪したでしょうか?

3.土地開発公社の債務超過は約90億円 不動産鑑定せずに土地を購入した上決裁文書を闇に葬る
 あまりにも多額の土地を買わせた結果、借金の付替えをしても約120億円の負債が残っています。
4.交野市役所 土地開発公社の借金103億円を付替え土地を塩漬けして隠蔽
 そもそも、こういったことをせずに、一般財源で売却可能な土地を買い戻し、売却すべきでした。

5.交野市役所 土地を爆買して売却するも爆損31億円
 直ちに売却すべきところを時期を逸して売却し、爆損しました。しかも、売却する額が少な過ぎます。しかし、今からでも不要な土地を売却すれば、より効率的に借金を減らすことができます。

6.交野市役所 野菜畑になった数々の法定外公共物を「放置」

7.交野市役所 ふるさと納税や基金を使わずため込みお金に困るとキャッシング 年度末にコッソリ返済


8.今からできること
 土地開発公社は、指定金融機関制度を廃止して借入金利を下げ、また、準備金で売却可能な土地を売却し、借金を減らすべきです。
 交野市役所は、土地開発公社の土地のうち、一般財源で売却可能な土地を買い戻し、直ちに売却すべきです。土地開発公社の売却可能な土地がなくなれば、借金をして買い戻した土地のうち売却可能な土地を繰上げ償還して売却すべきです。借金をして買い戻した土地のうち売却可能な土地がなくなれば、一般財源で土地開発公社の土地のうち、売却不可能な土地を買い戻すべきです。