交野市役所は、昭和52年から南星台や妙見東に隣接する土砂採取場跡地等の約9万2000平米の土地を合計約29億8582万円で取得して参りました。
平成28年3月10日、一部が野菜畑になった市民創造の森について、交野市議会で交野市を追及したところ、交野市は、市民創造の森のあり方や今後の方向性について改めて整理すると答弁しました。
平成28年3月23日、都市環境福祉常任委員会にて、市民創造の森の全容を明らかにするため、所管事務調査を提案したところ、私を含む賛成4、反対2にて所管事務調査が決まりました。
平成28年4月13日、産経新聞夕刊に「3億円市有地無断で畑に 交野市、黙認一転見直しへ」とのタイトルで報道に至りました。
平成28年4月13日、関西テレビのワンダーが「交野市の土地を住民が25年以上”野菜畑”に」とのタイトルで次のとおり報道しました。
---------
大阪府交野市が公園にするために買収した土地を、住民が野菜畑として利用していたことが分かりました。利用は25年以上にわたっていますが、市はこれまで黙認してきたということです。
【坂元キャスターリポート】
「交野市内にある住宅地です。そこに大きな畑が広がっています。野菜が充実していますし、よく整備されている印象です」
岡の斜面に広がる約6500平方メートルの畑。
交野市によると、この野菜畑は1985年以降、森林公園として整備するために市が約29億円で買収した土地の一部です。しかし、公園の整備計画はほとんど進まず、買収の数年後から住民たちが市の依頼を受けて草刈りを行っていました。その後、住民たちが畑を耕し始め、25年以上に渡って無料で利用してきたということですが、交野市は黙認していました。
【坂元キャスターリポート】
「交野市内にある住宅地です。そこに大きな畑が広がっています。野菜が充実していますし、よく整備されている印象です」
岡の斜面に広がる約6500平方メートルの畑。
交野市によると、この野菜畑は1985年以降、森林公園として整備するために市が約29億円で買収した土地の一部です。しかし、公園の整備計画はほとんど進まず、買収の数年後から住民たちが市の依頼を受けて草刈りを行っていました。その後、住民たちが畑を耕し始め、25年以上に渡って無料で利用してきたということですが、交野市は黙認していました。
【野菜をつくっている住民】
「いきさつは知りません。引っ越してきた時にはきれいに畑を作っていて、『作らへんか』と言われたから、『ほな作ります』と」
【近所の住民】
「遊ばせとくより…どうせ草が生えるし、危ない、冬は枯草になるから」
交野市は議会の指摘を受けて、「市の土地で育てた野菜を個人で消費しているのは問題がある」として管理方法を見直す方針を決めました。
【交野市の担当者】
「経緯を調べ切れていないが、使い方をお任せしたことがあったかもしれません。使われている方とある程度協議・話し合いはしてきていますが、解決に至っていない」
交野市は今後、住民と話し合いながら土地の管理方法を検討するということです。
「いきさつは知りません。引っ越してきた時にはきれいに畑を作っていて、『作らへんか』と言われたから、『ほな作ります』と」
【近所の住民】
「遊ばせとくより…どうせ草が生えるし、危ない、冬は枯草になるから」
交野市は議会の指摘を受けて、「市の土地で育てた野菜を個人で消費しているのは問題がある」として管理方法を見直す方針を決めました。
【交野市の担当者】
「経緯を調べ切れていないが、使い方をお任せしたことがあったかもしれません。使われている方とある程度協議・話し合いはしてきていますが、解決に至っていない」
交野市は今後、住民と話し合いながら土地の管理方法を検討するということです。
-----------
平成28年4月14日、読売テレビの関西情報ネットten.が「3億円買収の市有地 市民”無断”で畑に利用」とのタイトルで次のとおり報道しました。
-----------
公園の用地として大阪・交野市が取得した土地が、30年にわたり無償で市民らに畑として利用されていることが明らかになった。土地の取得費用は3億円で、波紋が広がっている。
大阪の中心地から車で40分ほどの大阪府交野市。敷地内ではネギやキャベツなどが栽培されていて、畑作業をする市民の姿も。しかし、入り口には、「入ってはいけません」との交野市の看板がたてられている。畑となっている土地の広さは約6500平方メートル。実は、交野市が、「創造の森」と呼ばれる森林公園を整備するとして、1985年から20年にわたって買収してきた土地の一部だ。
しかし計画は宙に浮いたままで、具体的な工事は、今は何も実施されていない。その一方で、交野市によると、約30年前からこの土地で市民による家庭菜園が始まり、現在では住民ら数十人が利用しているという。ただ、所有する交野市は使用料などを請求しておらず、疑問の声が議会などで上がっていた。
これに対して、畑を利用している人は「勝手に使ったのと違うって。当時の(交野市の)助役と町内会長がちゃんと話し合って決めたんだって。(「無断で利用」という批判は)とんでもない。その代わり、開発が(進むことが)決まってそうしたら出ていってくれよと。わかりましたと。こんなきれいな話ないやん」と話す。
利用者は草刈りをボランティアで請け負う代わりに、土地の利用を任されてきたと主張する。
一方、交野市側は-。
交野市・奥西隆環境部部長「1985年(昭和60年)頃の約束があったのかは書面がありませんので、どのような形で約束されたかわからない状態。税金で取得している土地なので個人が優先的に(利用)というのは好ましくないのでは」
交野市は今後、公園の整備そのもののあり方も整理しつつ、市民と話し合いながら、状況を正常化したいとしている。