交野市民の皆様より、交野市の水道料金の高さについてよく問い合わせを受けることから、次の通り原因を回答いたします。
交野市の水道料金が高い理由：
水道料金とともに請求される下水道料金が大阪府下で3番目に高いから
交野市を含む、日本の多くの自治体では、水道料金とともに、下水道料金が請求されます。交野市の水道料金そのものについては、利用量にもよりますが、とびぬけて高いわけではありません。一方で、下水道料金については、大阪府下の市町村の中で3番目に高いです。
大阪府下の下水道料金一覧
下水道料金が高い理由：
交野市が一般会計から特別会計へ公費をあまり投入しないから
交野市は、原則、交野市内で集めた汚水を流域下水道(大阪府が運営する複数の市町村にまたがる広域下水道)に流して処理しております。流域下水道は、処理施設の費用の6分の1、幹線の費用の4分の1を市町村が負担することとなっており、市町村負担を、各市町村がそれぞれ負担する仕組となっております。つまり、流域下水道の利用料については、大阪府下の各市町村で大きな差がつかない仕組みとなっております。
交野市の流域下水道
交野市の流域下水道敷設予定
にもかかわらず、交野市の下水道料金が際立て高い理由は、下水道を一般会計とは別に運営する特別会計への、一般会計からの資金投入が少ないからです。
大阪府は、流域下水道というすばらしい仕組みを持っていますが、下水道事業を市町村が最終的に運営するという仕組みとなっているため、市町村のスタンスによる料金の不公平が生じているのが実態です。