本日、交野市体育協会主催の新年互礼会に出席し、次の通り挨拶いたしましたので、その内容をアップいたします。

 山本けいオフィシャルブログ「大阪維新 交野維新」Powered by Ameba

===============

 皆様、あけましておめでとうございます。本日は、平成24年交野市体育協会新春互礼会が盛大に開催されますこと、心より、お祝い申し上げます。

 交野市体育協会におかれましては、健康で明るい豊かなまちづくりのために日々ご尽力下さっておりますこと、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

 さて、昨年、我が国においては、311日に東日本大震災が発生し、多くの尊い人命が失われ、また、多くの被災者が住む家を追われたまま年を越さねばならないという事態となりました。そして、被災地から遠く離れた地域においても、電力不足等、今なおその影響は続いております。一方で、日本を取り巻く環境も極めて深刻です。急激な円高は、食料自給率が低く天然資源に乏しいため、輸出産業に頼らざるをえない我が国経済に大きな影響を与えております。また、欧州の債務危機は、世界的な金融危機に発展しかねない感すらございます。にもかかわらず、国の政治は迷走を続ける、それが昨年の我が国でございました。

日本は、三度目の敗戦を迎えつつある、私は、そう強く感じております。江戸の末期、黒船艦隊に屈し、開国せざるを得なくなったのが第一の敗戦、そして、アメリカとの戦いに敗れた先の大戦が第二の敗戦、そして、バブル経済が崩壊し、少子高齢化が進み、円高で国内産業が空洞化し、国の借金が増大し、東日本大震災に見舞われ、にもかかわらず国の政治が迷走する、戦後日本の制度そのものの崩壊、将に第三の敗戦というべき時代を迎えつつあります。

 第一の敗戦で開国した我が国は、明治維新により、大きな発展を遂げましたが、維新を実現したのは既得権を持たない地域・人々でした。明治維新の中心となった地域は、長州藩や薩摩藩といった当時の日本の一地方でした。また、明治維新の中心となった人々は、大名や旗本ではなく地方の下級士族でした。

 第三の敗戦にある我が国を変えられるのは、今の日本の首都東京ではなく、戦後日本の制度を形作った霞が関の官僚でもなく、この大阪です。江戸のころ、天下の台所と呼ばれるほど経済が発展し、また、昨年、大阪を変えようという力強い民意を示した政治的にも進んだ地であるからです。厳しい状況にある我が国ですが、大阪から、そしてこの交野から、きっちり皆様が新しい時代の胎動を実感できる1年となるよう努めて参る所存でございます。

 最後になりましたが、交野市体育協会の今後ますますのご発展と、本日ご参会下さいました皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、簡単ではございますが、私からの挨拶のことばといたします。本日は、誠に、おめでとうございます。