平成23年10月13日の大阪府議会環境農林水産常任委員会にて、初の委員会質問を行いました。私からの発言内容及び理事者(環境農林水産部)の発言内容すべてを掲載すると、とても読めない量となりますので、要点をピックアップして掲載します。なお、10月18日午前10時～正午の知事質問の中で、初の知事質問を行います。
１．グリーンニューディール基金事業費について
・グリーンニューディール基金
環境省が環境に貢献する各種取組へ財政的な支援基金であり、
平成23年度が最終年度
・グリーンニューディール基金事業費
大阪府がグリーンニューディール基金を利用し、
市長村や民間を助成する事業
(1) グリーンニューディール事業費残高について、
予算消化の見込はあるのか？
←とりわけ中小事業者からの問い合わせが強いので、
問題ない(環境農林水産部)
(2) 大規模事業者向けへの事業費がないのはなぜか？
←大規模事業者は、条例により自主的に省エネや省CO2を
実現できているため(環境農林水産部)
(3) グリーンニューディール基金は今年度で終わるが、
来年度、大阪府はどう対応するか？
←財政的な支援は行わず、省エネや省CO2を進める
(環境農林水産部)
→この件については、地球温暖化対策を含め、
橋下知事に所見を問う(山本)
２．大阪府生活環境の保全等に関する条例の一部改正について
・大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律
排出基準の超過や測定データの改竄などの
法令違反を受けた公害防止のための法律
・大阪府生活環境の保全等に関する条例の一部改正
大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律
を受けた大阪府の条例改正
(1) 罰則が罰金20万円以下となっているが、
国より軽い理由はなぜか？
←条例の規制の範囲を広めているため問題ない
(環境農林水産部)
３．大阪府民牧場条例の廃止の件について
・大阪府民牧場の廃止
大阪府豊能郡能勢町にある牧場で、
大阪府の財政状況を考慮して廃止見込
(1) 府民牧場の開設時の民間事業者の状況はどうだったのか？
当時は神戸市の六甲山牧場があったが、現在は、
堺にも似たような事業がある(環境農林水産部)
(2) 府民牧場跡地の能勢町への無償譲渡について、
判断の根拠はなにか？
維持管理コストの削減及び跡地の有効活用
(能勢町の小中学校の集約)である(環境農林水産部)
４．府民の森ほしだ園地について
・府民の森
大阪府が府政100年を記念して金剛生駒紀泉国定公園に
整備した9つの自然公園施設
・府民の森ほしだ園地
日本最大級のつり橋である「星のブランコ」等があり、
年間約50万人が訪れるなど、交野市の観光名所
・府民の森ほしだ園地の駐車場
大型連休中交野市から提供を受けた臨時駐車場も含め満車
となり、沿道の国道168号線が渋滞
・ピトンの小屋
ほしだ園地内のインフォメーション、休憩、展示、多目的ホール、
若干の物販等の機能を持つ管理棟
・あゆ返しの滝
昭和16年1月27日に指定を受けた大阪府指定文化財磐船峡
に含まれる滝、自然災害で現在通行不能
(1) 府民の森ほしだ園地の駐車場を拡充してほしい
←地形の制約があるので、誘導員配置や
公共交通機関への誘導で対応したい(環境農林水産部)
→本件は、引続き、大阪府と協議を継続したい(山本)
(2) ピトンの小屋で、交野の物販機能を強化してほしい
←交野物産アンテナショップについて、継続実施や
開設日数の増加等、協力したい(環境農林水産部)
(3) 府民の森ほしだ園地をはしる「森林鉄道風の歩道橋」を延伸し、
あゆ返しの滝へ行けるようにしてほしい
←岩盤を削る等大規模な工事が必要であるため、
旧道の復旧が望ましい(環境農林水産部)
→本件は、大阪府都市整備部に対応を要請する(山本)
(4) 府民の森ほしだ園地について、今後どのような整備
に取り組んでいくのか見解を教えてほしい
←現状の設備を安全で安心して使えるよう
定期的なメンテナンスを取組みたい(環境農林水産部)
→府民の森ほしだ園地が今まで以上に人気のある園地となるよう
特別に配慮してほしい(山本)
